噛むことで脳を活性化|ためしてガッテン

NHK総合テレビの「ためしてガッテン」脳と身体を刺激せよ!やる気の源は○の裏にが放送されました。

 

噛むがもたらした奇跡

老衰で歩くこともできなくなった88歳の男性に、もう一度美味しいものを食べさせてあげたいと入れ歯を入れたところ、1ヵ月後なぜか歩けるようになりました。2ヵ月後には姿勢まで良くなり、半年後には庭仕事をするまでに元気になりました。

脳血管障害で倒れた女性は1年もの間、支えがないと歩けない状態でした。ところが入れ歯を入れたところ翌日から一人で歩けるようになったのです。

笠井信義さん(77歳)は3年前、原因も分からないまま倒れ入院生活を余儀なくされました。わずか3ヶ月で75キロあった体重は55キロに激減。口から食事を摂ることが出来なくなり、胃に直接管を通して食事を摂る胃ろうを始めました。常にボーっとして何か聞いても答えないようになってしまいました。そんな笠井さんを変えたのは入れ歯です。口の中のケアを行い、口から食べる訓練を始めました。そして噛んで食べられるようになると気力が出てきました。パソコンまで始めて周囲を驚かせました。今では大好きな散歩が出来るまでに回復しました。

 

噛むことの脳への影響

生理学研究所の柿木隆介教授の協力で実験したところ噛むことで脳が活性化されていました。去年アメリカで行われた実験では、マウスを2つのグループに分け、片方のグループにはカリカリと噛む固形のエサを与えました。もう片方のグループには粉末状にした餌を与えました。栄養の摂取量、カロリーは一緒です。しかし脳の海馬の神経新生細胞の数が粉末状のエサにしたグループのマウスは25%も減っていたのです。

歯と骨の間にある歯根膜と呼ばれる薄い膜があります。歯根膜は敏感で固さや熱さを感じるセンサーが集まっています。噛むことで歯根膜に歪みが生まれ、その歪みを圧力としてセンサーが感知。脳に信号を伝えるのです。歯根膜は脳の神経の中でも太い三叉神経に繋がっています。なので噛むことで脳の感覚野や運動野、海馬、前頭前野、線条体を活性化できるのです。ただし、この歯根膜は歯が抜け落ちるときに一緒にはがれ落ちてしまいます。

 

入れ歯の意外な効果

歯が全部なくなると上あごに対する下あごの位置が定まらなくなってしまいます。位置が定まらないので入れ歯のない状態は姿勢にも影響します。1本でも抜けてしまった場合は、残っている歯にも影響するので原則的に義歯の治療を受けるべきです。歯が抜けると歯根膜もはがれ落ちてしまいます。しかし、口の中の粘膜などのセンサーが歯根膜の代用として働くと言います。

 

噛む回数アップの裏ワザ

厚生労働省は一昨年から「噛ミング30」という啓発運動を行っています。1口30回です。自然と噛む回数を増やす方法で小さなスプーンを使って食べるというのが紹介されていました。




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