コントロール不良高血圧が利尿薬で改善|ためしてガッテン

NHK総合テレビの「ためしてガッテン」でタチの悪い高血圧が3週間で下がる方法について放送されました。

薬をちゃんと飲んでいるのに高血圧が治らないという人が66%もいると言います。つまり3割の人しか薬が効かないということです。薬を飲んでいるのに目標血圧135/85mmHg以下にならない高血圧を「コントロール不良高血圧」といいます。そのコントロール不良高血圧が利尿薬を飲むことで3分の1の人が治ると言うのです。

 

高血圧によく使われるのがACE阻害薬。大きな副作用がなく、血圧をすみやかに下げることから、70年代に急速に普及しました。この薬の成分はアマゾンに住むアメリカハララカハブ(毒ヘビ)から見つかりました。この毒ヘビに噛まれるとわずか数分で血圧が急激に低下することから、研究者がヘビの毒から血圧を下げる成分を発見したのです。そうして作られた薬は世界中に普及し多くの命を救っています。この降圧薬の年間売上は9000億円と言われています。実は、日本で一番売れている薬は風邪薬などではなく高血圧の薬なのです。3割の人はこの降圧薬で血圧が下がりますが、6割以上の人は下がりません。ちなみに降圧薬というのは血管を広げる薬です。実は高血圧のタイプは2種類あります。

 

1、ギュウギュウ型高血圧

腎臓は血液中の老廃物をろ過するフィルターの働きをしています。老廃物が増えてくると腎臓は自ら血管を締め付けるホルモンを放出するのです。血管がキュっと締まることで腎臓に勢いよく血液が送り込まれてきます。しかし、全身の血管が締め付けられるので血圧が上昇するのです。これがギュウギュウ型高血圧。このタイプならば今までの降圧薬で血圧が下がります。

 

2、パンパン型高血圧

腎臓は長い間使っている間に老化して少しずつ壊れていきます。しかも一度壊れたフィルターは元に戻らないので、夜になってもろ過作業が終わらず夜間高血圧になってしまいます。夜間高血圧は腎臓が弱っているサインなのです。この塩が溜まってしまったままの時、体は血液の塩分濃度を薄めるため血液中に水分をためこみます。すると血管がパンパンになってしまうパンパン型高血圧になります。パンパン型高血圧はこれまでの降圧薬を飲んでもおいつかず、血圧が下がらないのです。

 

利尿薬で高血圧を改善

血液検査で血液量が増えているタイプかどうか調べます。血液量が増えているタイプの人には利尿薬が効くと言います。利尿薬は尿と共に塩分を排泄させる薬です。血液中の塩分は腎臓でろ過され尿として排出されますが、実はこの塩分はほとんどが再吸収されるのです。利尿薬はこの塩分の再吸収をブロックしてくれるものです。利尿薬は50年ほど前からありましたが、血糖値をあげる尿酸値を上げるなどの副作用があるとして段々使われなくなっていきました。しかし10年前にアメリカで利尿薬と新しい降圧薬、どれが一番血圧を下げる効果があるか実験したところ、利尿薬が一番血圧を下げる効果があることが分かりました。利尿薬の副作用は少量だと大幅に軽減されるそうです。

 

利尿薬が効くタイプの高血圧

・塩分の摂取量が多い
・高齢者(血管が硬い)
・腎臓が衰えている人

今までの血管拡張薬と利尿薬を併用するといいそうです。

 

利尿薬が効くタイプか調べる方法

・24時間血圧測定で夜間高血圧かどうか調べる
・血液検査 血管を締めるホルモン(レニン)を測定することでパンパン型かギュウギュウ型かわかる

 

高血圧に効果的な食材

カルシウム、マグネシム、カリウムを含む食材が塩分を排出してくれます。海藻類や豆類、ゴマ、アーモンド、クルミ、玄米、バナナ、プルーン、干し柿、ニラ、ホウレンソウ、芽キャベツ、ヤマイモ、ジャガイモ、サトイモなど。




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