危険な関節痛の見分け方|たけしのみんなの家庭の医学

テレビ朝日の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」で歳のせいと勘違いしやすい危険な関節痛の見分け方スペシャルが放送されました。

怪我や加齢などにより関節に症状がある人は全国に約880万人いると言われています。しかし、その中には単なる年のせいではなく病が隠れている可能性があるのです。関節痛のせいで牛乳パックをスムーズに開けられない場合、病の可能性があります。その病というのは関節リウマチ。関節リウマチは免疫の異常により発症する病です。本来、私たちが持つ、免疫細胞は血液に乗って全身をパトロールしウイルスや細菌を攻撃し排除します。しかし、その免疫細胞が何らかの理由で異常をきたし自分の身体の組織を攻撃。それが関節で起こり炎症を引き起こすのが関節リウマチなのです。患者数は現在も増加傾向にあり全国に約70万人。その男女比は1:4と圧倒的に女性に多い病です。しかも関節リウマチは早期発見が難しく発病から2~3年というスピードで手や足が変形し、元に戻らなくなってしまうこともあります。

 

早期に気付かない理由は怪我や普通しない動作をしたため関節に痛みが出たと思ってしまうからだそうです。早期は関節の痛みだけで変形は目立ちません。発症して数年後に変形するため気付いた時には関節が壊れているのです。40代が発生のピークですが、若い人でも発症することがあります。

 

関節リウマチの発症メカニズム

関節は骨同士をつなぎ円滑に動かすクッションの働きをしています。滑膜に免疫の細胞が集まってきて炎症が起きます。本来免疫細胞は身体を守る役割をしていますが、滑膜に異常な免疫細胞が集まり攻撃することで炎症が起きるのです。炎症が起きると滑膜がひだの様に腫れ厚くなっていきます。滑膜から大量の発痛物質が出て関節の神経を刺激します。さらに骨をスカスカにする物質も発生するので骨粗しょう症の危険性もあるのです。さらに進行すると関節が破壊され骨同士がつながってしまいます。一度変形した関節は元に戻せないので人工関節などを使います。関節を変形させないために早期発見・治療が重要です。発症するのは手の指が多く91%ですが手首や肩などいろんな場所で発症します。

 

関節リウマチの原因

遺伝要因が3割、環境要因が7割と言われています。環境要因では感染症や怪我、妊娠、出産など肉体的ストレスが原因の一つだそうです。女性がなりやすいのは女性ホルモンの何らかの変化が免疫の異常を引き起こすと考えられているそうです。

 

関節リウマチと加齢による関節症との見分け方

1、痛み・違和感が出る関節の場所
加齢による場合、第一関節に痛みが出ます。関節リウマチは第一関節でも発症しますが、第2関節、第3関節で痛みが出たら関節リウマチの疑いありです。

2、痛み・違和感が出るタイミング
加齢による関節痛の場合、動かしている時、動かした後に強く症状が出ます。関節リウマチの場合、朝起きた時など動かし始めに強く症状が出ます。

3、関節の腫れ方
加齢による関節痛の場合、関節を触ると硬く感じます。一方、関節リウマチの場合触るとブヨブヨして弾力があるのが特徴です。糸巻き状(紡錘状)になるのが特徴的です。

 

関節リウマチの治療法

薬の服用、点滴による治療法

 

関節リウマチの最新治療

慶應義塾大学医学部リウマチ内科の竹内勤先生は遺伝子発現パターンを使って薬の有効性を予測する研究を行っています。今まで長期間を要した薬の適合を遺伝子検査で短縮しようという夢のような研究です。竹内先生は100人の患者さんの免疫細胞の遺伝子発現パターンを解析し病と遺伝子の関係を徹底的に調べました。8年の歳月を費やし、日本で初めて関節リウマチのタイプ別に共通する遺伝子のパターンを割り出しました。そして今、そのパターンごとに最も期待できる薬を患者さんに投与し実際の効果を検証しています。




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