急性すい炎と慢性すい炎|ためしてガッテン

NHK総合テレビの「ためしてガッテン」で内蔵が突然溶ける病気について放送されました。

 

急性すい炎

急性すい炎になる原因は、すい臓から出るすい液です。食べ物をおかゆ状にするのが胃液、それをアミノ酸レベルまで分解するのがすい液です。すい液の中にたんぱく質分解酵素、炭水化物分解酵素、脂肪分解酵素などがあり、すい臓は消化酵素を作る工場です。消化の8割はすい臓のおかげなのです。

すい臓は膵液の中に沢山の消化酵素を入れて、十二指腸に送り出します。胃である程度消化された食べ物が十二指腸に運ばれてくると、管を通ってすい液が十二指腸に入ってきます。十二指腸に入ったすい液は消化酵素の安全装置が外れ食べ物を分解します。

すい臓の消化酵素は数十種類もありますが、その中のトリプシンに異変が起こると大変なことになります。あることが起きるとトリプシンはすい臓の中にいるにも関わらず安全装置が外れ、周りの酵素の安全装置まで外してしまい、すい臓自体を溶かしてしまうのです。この状態が急性すい炎です。

 

急性すい炎になる原因

1位:アルコール
2位:胆石
3位:特発性

 

急性すい炎の危険群

・アルコールを毎日60g以上飲む
60gというのは、ビールだと1.2リットル、日本酒だと2合強、ワインだとグラス3杯

・一度に100g以上飲む
100gというのはビールだと2リットル、日本酒だと4合弱、ワインだとグラス5杯
アルコール100gを一度に飲むと24時間以内に急性すい炎になるリスクが4.4倍になるそうです。

すい臓がアルコールに弱い体質の人は飲むほど危険です。しかし、そのタイプを見つける検査はありません。急性すい炎になって、すい臓が壊死した部分は元に戻りません。しかし、完全に壊死になる急性すい炎は1割程度。残りはすい臓が腫れるだけで軽症です。軽症の膵炎は完治するそうです。

 

慢性すい炎

慢性すい炎は急性すい炎と違い、すい臓が溶けることはありません。しかし、柔らかいはずのすい臓が硬い状態「線維化」状態になってしまいます。細胞が壊死しコラーゲンが穴埋めすることで、コラーゲンだらけでがちがちの状態になってしまうのです。ガチガチになったすい臓は消化がちゃんとできなくなり、体が栄養失調になったりインスリンを出すことができなくなり糖尿病を併発したりしてしまうのです。

 

慢性すい炎の原因

1位:アルコール
2位:特発性

今まで、慢性すい炎は進行した状態でしか発見できませんでした。しかし、最近では超音波を使った内視鏡で早期の慢性すい炎を調べることが出来るようになりました。

慢性すい炎は元に戻すことはできませんが、早期慢性すい炎ではそれ以上すすまないように出来たり、早めに治療すると治る可能性もあるそうです。

 

自宅でできる慢性すい炎チェック

・みぞおち付近の繰り返す痛み
・腰を浮かせると痛みが強くなる
・体を横にして背中を丸めると痛みが和らぐ
・腹痛だけでなく背中も痛い

 

慢性すい炎にならないために

・飲酒量を抑える
・休すい日を作る
・ストレスを飲酒で発散しない




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