熱中症対策 塩分補給の間違い|ためしてガッテン

NHK総合テレビの「ためしてガッテン」血液から強くなる!熱中症で死ぬもんかSPが放送されました。

去年、熱中症で亡くなった人(7~9月)は1648人で過去50年で最悪でした。熱中症対策として塩分入りのアメ、塩飴などが去年から流行っています。熱中症対策には塩分摂取が重要と繰り返し報道されています。この塩分補給の重要性を20年前に発見したのが信州大学大学院医学系研究科の能勢宏教授。以来、塩分補給の大切さを訴え、ようやく世間に定着してきました。大量の汗をかくと水分と一緒に塩分も失われます。その状態で水分だけを補給すると体内の塩分濃度が薄まってしまいます。そうならないように、尿などで水分を追い出そうとします。すると水を飲んでも飲んでもすぐに出て行ってしまって脱水状態が回復しません。結果、熱中症になってしまうのです。

 

ところが、能勢先生は今年になって「夏だからといって塩分を意識してとる事は間違っている」と言い出しました。汗をかいて塩分が大量に失われるのは運動などで一気に汗をかいた場合のみです。自宅などで汗をかく時は大量に塩分が失われることはないので、こまめな水分補給だけで十分なのです。日本人の1日の平均塩分摂取量は10.7gです。家の中にいるだけなのに、熱中症対策で塩分補給をしてしまうと塩分の摂り過ぎで高血圧になってしまいます。

 

塩分を補給するかどうかの境目

・びっしょり汗(玉の汗)
運動や屋外での作業などで長時間(30分以上)汗をき続ける時は塩分補給が必要

日本高血圧学会からは「日本人の塩分摂取量は、必要量をはるかに超えています。夏でも、汗を多くかいた場合を除いては、塩分を過剰に摂らないことをお勧めします」という夏の塩分摂取に関する提言を出しています。特に高齢者は大量に汗をかきにくいので、塩分を摂取しすぎないように気をつけましょう。

 

暑さに強くなる裏技

その裏技とは運動後に牛乳を飲むというもの。牛乳を飲むと体温が上がりにくくなると言います。運動後、たんぱく質を摂取するとアルブミンが合成されます。アルブミンは水分を引きつける働きをし、水を血液中に集め血液量が増えます。暑いとき、体温が上がるのを防ぐため皮膚の表面の血流を増やします。そうすることで熱を逃がしています。そして、汗の材料もまた血液です。つまり血液が多いと汗をかきやすくなるため体温が上がりにくくなるのです。

 

暑さに強くなる裏技

1、速歩き30分程度
2、運動後30分以内に牛乳300mlを飲む

ポイントは運動後にたんぱく質をとることです。低脂肪乳やヨーグルトでもOK。ただし、運動は暑い時間は避けて行いましょう。

 

冷やすコツ

冷やす時、人はおでこを冷やしがちです。それは冷たさを感じる冷点がおでこに一番多いからです。しかし、おでこを冷やすと逆に体温が上がってしまいます。顔が冷えると体を冷やさないようにしようと皮膚の表面の血流を減らして、体の中の熱を冷やさないようにしてしまうのです。

熱中症にならないように冷やす時は首、わきの下、脚の付け根など大きな血管がある所を冷やすのがいいのです。そして、冷やしすぎや長時間の冷やしは行わず、気持ちいい範囲で行いましょう。




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