ピロリ菌と胃がん&ピロリ菌を抑制する食べ物|L4YOU!

テレビ東京の「L4YOU!(エル・フォー・ユー)」でピロリ菌について放送されました。

ヘリコバクター・ピロリ菌は胃の中に住み着く細菌で、50歳以上の約80%が感染しています。つい数年前までは無害だから除菌する必要はないとされてきましたが、ピロリ菌の保菌者は胃がんのリスクが5倍にもなることが分かってきました。胃がん患者の94%がピロリ菌に感染しています。

 

胃の粘膜は食べ物を消化する胃液とその胃液から粘膜を守るための粘液を分泌しています。ピロリ菌はこの粘液に住み着く細菌。自らアルカリ性のアンモニアを作って体にまとい酸性を中和させることで胃酸から身を守りながら自由自在に胃の中を動き回っています。さらにピロリ菌は体を粘膜に突っ込み毒素を注入。その箇所が炎症を起こし胃炎になるのです。これが繰り返されることで粘膜の修復力が弱まり、やがて粘膜に穴が開いてしまいます。これが胃潰瘍。胃潰瘍は一度なってしまうと再発のリスクが高まりますが、それはピロリ菌を除菌せずに放っておいたのが原因と言われています。ピロリ菌がいる場合は再発率は53%なのに対し、除菌した場合は2%です。

 

ピロリ菌が出す「CagA(キャグエー)」という毒素が、がんになる性質を持つ「がん幹細胞」に入ると蓄積し胃がんを発症します。CagA(キャグエー)は通常の細胞と結びついても自然と分解されて無害なのですが、がんの元であるがん幹細胞と結びついた場合、分解されずに蓄積され胃がんを引き起こしてしまうのです。またピロリ菌が多く弱った胃にはがん幹細胞が多く存在するため、胃がんを発症させる大きな要因だと言われています。WHO(世界保健機関)ではピロリ菌は胃がんを引き起こす第一級発ガン因子に認定されています。

 

ピロリ菌の検査方法 尿素呼気試験

1、鼻から吸って10秒間息を止め呼気採取バッグに息を吹き込む
2、尿素の入った錠剤を水100mlと一緒に噛まずに服用する
3、5分程体の左側を下にして横になる
4、15分間座って待機した後、再度呼気採取バッグに息を吹き込む

胃にピロリ菌がいる場合、錠剤に含まれる尿素がアンモニアと二酸化炭素に分解されるため、錠剤を飲む前よりも多くの二酸化炭素が呼気から検出されます。つまり尿素呼気試験とは尿素を飲む前後の二酸化炭素量を比較しピロリ菌の有無を確認するテストなのです。

 

ピロリ菌の検査方法 迅速ウレアーゼ試験

1、胃カメラで胃の内側を診断
2、生検鉗子で胃の組織を採取
3、検査薬の色の変化でピロリ菌の有無を調べる

迅速ウレアーゼ試験ではピロリ菌の有無だけでなく胃炎や胃潰瘍、胃がんなどの病気を発見できるという利点があります。

 

ピロリ菌を抑制する食べ物

1、もずく・わかめ・昆布
これらの海藻に共通するのはぬめり成分フコイダン。フコイダンは胃の粘膜と同じ成分を含んでいるため、ピロリ菌は胃粘膜と勘違いして付着。そのまま排泄されるのでピロリ菌を減少させることが実験で認められています。胃粘膜を保護し胃炎を鎮める効果もあります。

2、ブロッコリースプラウト
ブロッコリーの新芽には抗酸化作用のあるスルフォラファンという成分が豊富に含まれています。スルフォラファンはピロリ菌に対する殺菌能力が認められています。

3、緑茶
緑茶に含まれるカテキンにもピロリ菌の抑制する効果が認められています。




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