花粉症の初期療法&舌下免疫療法|L4YOU!

テレビ東京の「L4YOU!(エル・フォー・ユー)」で花粉症の初期療法について放送されました。花粉症の患者数は全国で3000万人以上とも言われています。最も重要なのは症状がひどくなる前から始める初期療法です。

 

花粉症のメカニズム

花粉を鼻から吸い込むと鼻の粘膜に触れた花粉がはじけて、中からアレルギーの原因であるアレルゲンが飛び出し体に吸収されます。体内の異物を判断するマクロファージがアレルゲンを見つけると花粉を敵だと判断。今度はその情報をリンパ球に伝えます。するとリンパ球は花粉を体内から追い出すためにスギ花粉だけに反応するIgE抗体を作り出します。このIgE抗体が花粉症の原因。たくさん作られることで花粉症を発症すると言われています。IgE抗体は鼻や目の粘膜にある細胞にくっつきスタンバイ。次に花粉が入ってきた時にはヒスタミンなどの化学伝達物質を放出し鼻水や鼻づまり、目のかゆみなど辛い花粉症の症状を引き起こすのです。

 

花粉症の初期療法

専門医がすすめる初期療法とは、ヒスタミンなどの化学伝達物質が分泌されるのを先に薬で抑えてしまう治療法です。症状が出る前から初期療法を始めれば花粉症の発症を遅らせ、症状を軽くすることができるのです。処方される薬は鼻水や鼻づまりなどの症状や生活習慣に合わせて5種類あります。

 

初期療法に使用される主な薬剤

・遊離抑制薬(ゆうりよくせいやく)
副作用が少ない分、作用は穏やか。十分な効果発現まで2週間程度かかる。

・抗ヒスタミン薬
即効的で持続性もある。ただ眠気が出る事がある。

・抗LTs薬
比較的即効性がある。十分な効果発現まで1週間程度かかる。くしゃみ、鼻水の改善効果もある。

・抗PGD2
十分な効果発現まで1~2週間かかる。作用は強い。

・Th2サイトカイン阻害薬
効果発現まで1~2週間。作用は穏やか。

 

高周波ラジオ波で花粉症の鼻づまりを解消

慶友銀座クリニックでは花粉症の最新治療「高周波ラジオ波」を使った治療が行われています。花粉症で鼻がつまるのは下鼻甲介(かびこうかい)という入口部分が腫れるため。そこに細い針の先を刺して高周波を流し中から縮めてしまう治療法です。手術時間は片側たった7秒。これだけで2週間後には鼻づまりが解消。鼻の粘膜もほとんど傷つけません。日帰りで出来る簡単な治療法です。

 

舌下免疫療法

千葉大学病院では舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)が行われています。スギ花粉から抽出したアレルゲンたっぷりの花粉エキスを1日1回、最低8週間、舌下に入れる治療法です。徐々に間隔をあけて2~3年続けます。

 

舌下免疫療法のメカニズム

マクロファージ大量の抗原をキャッチさせ少しずつ慣れさせていくと、次第に変化が。今度はアレルギー反応を抑制する特殊なリンパ球が増えIgE抗体の産生を抑制するようになるのです。口から投与する理由は、あごの下にあるリンパ節に花粉エキスが届きやすくなるからです。顔に近い頸部リンパ節でリンパ球が作られ鼻や目にすばやく届くのです。この治療はWHO(世界保健機関)も安全な療法と勧めています。

 

花粉症を緩和する食材

1、蓮根(レンコン)
れんこんはアレルギー反応を起こすIgE抗体の増加抑制が出来ることがマウス実験で確認されました。さらにレンコンに含まれるタンニンには粘膜の炎症を抑える効果もあります。ビタミンCも粘膜を丈夫にしてくれるので鼻水が辛い人にオススメです。

2、わさび
ワサビの香り成分には花粉症による鼻の症状を緩和する効果が期待できます。臨床試験でも花粉症患者に山葵の香り成分をかがせると鼻粘膜の炎症が改善され鼻をかむ回数が約70%減少するという改善効果が見られました。

3、ヨーグルト
ここ数年、腸の免疫力を上げることでアレルギーを緩和すると言われているヨーグルト。中でも「フェカリス菌」が注目されています。フェカリス菌は人間の体内にもともと存在する乳酸菌の一種。被験者にフェカリス菌を含んだ乳性飲料を200ml飲んでもらった後、室内にスギ花粉を3時間飛散させたところ、飲む前と比べると鼻づまりの自覚症状が改善されたことが分かりました。フェカリス菌は他の乳酸菌に比べて約5分の1と小さいため200mlの飲料で1000億個を摂取する事が可能です。さらに殺菌済みの死んだ菌を摂取しても小腸の栄養となり免疫機能を活性化させるという優れものです。




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