閉塞性動脈硬化症 足の動脈硬化の症状と改善法|健康カプセル!ゲンキの時間

足の動脈硬化とは

山王メディカルセンター血管病センター長の重松宏さんによると、血管が狭くなったり詰まったりしたために足に十分な血液がいかなくなる状態のことを閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)と言うそうです。

 

動脈硬化とは加齢などと共に血管の壁が厚くなり、コレステロールや老廃物などが蓄積して血液が詰まりやすい状態になること。体の中でも足の血管に起こる動脈硬化は閉塞性動脈硬化症と呼ばれています。

 

動脈硬化は脳で起これば脳梗塞、心臓で起これば心筋梗塞を引き起こす原因になります。しかし、心臓や脳に動脈硬化が起こっていても自覚症状がないため発見されにくく突然心筋梗塞や脳梗塞といった形があらわれます。

 

ところが、全身の中で足だけは動脈硬化のサインが分かるといわれています。なぜなら足を動かす時には筋肉が沢山の血液使うので安静時の10倍の量が必要になります。そのため、足に血液がうまく流れていないと様々な不調が出てくるのです。足の血管に動脈硬化があると頚動脈や脳にも合併している割合が30%、心臓にも合併している割合は60%~70%にもなります。つまり、足の血管は全身の動脈硬化を知る手がかりとなるのです。

 

閉塞性動脈硬化症の症状と診断法

足の冷え

足の動脈硬化は骨盤付近を通る腸骨動脈(ちょうこつどうみゃく)、太ももを走る大腿動脈、ふくらはぎを走る下腿動脈といった主要な太い血管に起こります。詰まっている場所よりも下に症状があらわれるため、末端から順に表面の温度をチェックしていきます。また、足の動脈硬化は左右対称にできるわけではないので、どちらか片方だけが冷えているのが特徴です。

 

水虫が治りにくい

通常、冬になると水虫は比較的軽症になります。しかし、足の動脈硬化が原因の場合は季節に関わらず症状が悪化し続け潰瘍になることもあります。

 

歩行時の足の痛み

足の末端に十分な量の血液が届かなくなると酸素が不足します。すると、乳酸がたまり痛みが生じるのです。そこでトレッドミルという機械を使って足に負荷をかけた時に不調が出るかどうかを調べます。

 

閉塞性動脈硬化症になりやすい要因

高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙、加齢、男性

 

閉塞性動脈硬化症の改善法

ウォーキング

足は例え1本の血管が詰まっても必要な場所に血液を届けようとします。歩いて負荷をかけ続けると細かい血管が増え血流を維持。痛みが改善するのです。

 

閉塞性動脈硬化症を改善する正しい歩き方

ふくらはぎに適度な負荷をかけるイメージでかかとからしっかり地面を踏み、蹴り上げるように意識して歩くこと。これを1日30分、週に3回程度実践することで、早ければ3ヶ月で改善が見られると言います。

 

閉塞性動脈硬化症と脊柱管狭窄症の痛みの違い

閉塞性動脈硬化症の場合

一定の距離で痛む、直立姿勢で痛みが治まる、傾斜は上りがつらい、自転車は痛みが出る

 

脊柱管狭窄症の場合

日によって痛む距離が違う、前かがみ姿勢で痛みが治まる、傾斜は下りがつらい、自転車は痛みが出にくい

 

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