肺年齢と肺炎|健康カプセル!ゲンキの時間

TBSテレビの「健康カプセル!ゲンキの時間」で肺トラブル最前線が放送されました。中国の大気汚染によって日本各地に飛来している有害物質PM2.5。非常に小さい粒子のため気管や肺の奥まで侵入し喘息や気管支炎、肺がんを引き起こす可能性もあると言います。さらに日本人の肺を苦しめているのが肺炎。肺炎は日本人の死因第3位。年間10万人以上の人が命を落としている恐ろしい病なのです。

 

肺年齢

昭和大学病院の二木芳人さんによると、COPD(シーオーピーディー)とは喫煙や大気汚染が原因で肺や気管支に炎症が起きる病気です。ちょっとした動作でも息切れし重症化すると自力で呼吸できなくなってしまうのです。肺は一度障害を受けると元に戻ったり再生する事はありません。肺年齢を若く保つには一刻も早く禁煙するなど生活を改善することが大切です。

肺年齢はスパイロメーターという機械で計測することができます。肺年齢は息を吐き出す時に酸素と二酸化炭素を交換する肺胞の弾力性と吸う時に働く横隔膜などの呼吸筋の筋力によって決まります。喫煙などで肺胞の弾力性が失われると決して元に戻ることはありません。しかし、呼吸筋は運動でも鍛えることができ、肺年齢が若返ることがあるのです。

 

肺の健康を脅かす恐ろしい微生物

肺炎の原因は細菌です。元々喉や鼻の奥にいる常在菌や、空気中にいる細菌を吸い込んでしまい、それがそのまま口の中に住み着いてしまうケースもあります。それでも通常なら胃を守るための免疫物質が菌の繁殖を防ぎ肺炎になることはありません。しかし加齢や病気で体が弱くなったり免疫力が低下すると細菌が肺へ侵入し一気に繁殖。肺炎を引き起こしてしまうのです。肺炎を引き起こす細菌は100種類以上にものぼります。その中には重度の肺炎を引き起こす肺炎球菌(はいえんきゅういん)もいるのです。肺炎球菌の恐ろしさは驚異の感染力にあります。免疫力の低下した人が肺炎球菌を吸い込めば、わずか10時間で爆発的に繁殖。40度以上の高熱におそわれるといいます。さらには激しい咳や血の混じった痰、鋭い胸の痛みなど重度の症状が現れ呼吸機能が蝕まれていくのです。高齢者の場合は高熱や咳などの症状が出ないこともあり対処が遅れ死に至るケースもあります。

 

肺炎の予防法

肺炎球菌にはワクチンがあります。65歳以上の人はワクチンを受けることが大事です。

 

誤嚥性肺炎

昭和大学歯科病院の横山薫さんによると、高齢者に一番多い肺炎は誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)だと言います。誤嚥性肺炎とは、食べ物などが誤って気管に入りそこから細菌が繁殖、炎症を引き起こす病気です。高齢になると、のどの筋力が低下し飲み込む力が弱くなります。しかも、吐き出す力や免疫力も弱まるため肺炎にかかるリスクが高まるのです。

 

誤嚥性肺炎の予防法

食事を摂る時の姿勢
上半身の状態や首の角度に気をつけるだけでリスクが大幅に減少するのです。頭を下げて顎と喉仏の距離が近づくと喉頭蓋が閉まりやすくなります。誤嚥を防ぐためには背筋を真っ直ぐ伸ばし顎を引いて食べるように心がけましょう。テレビを観たり会話にをしながら食事をすると飲み込むことに集中できず誤嚥しやすくなるので注意しましょう。




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