骨粗しょう症|L4YOU!

テレビ東京の「L4YOU!(エルフォーユー)」で骨粗しょう症について放送されました。

若い頃に比べて背が低くなったと感じるのは年のせいではなく背骨の骨折かもしれません。その骨折とは自分の体の重みに背骨が耐えられず徐々に潰れていく圧迫骨折。圧迫骨折は痛みがほとんどないため気づかないことも多いのです。その原因は骨粗しょう症(こつそしょうしょう)です。骨粗しょう症とは様々な要因から骨がもろくなり、簡単に骨折しやすくなる病気。男性は300万人、女性は980万人が骨粗しょう症と言われています。しかし、骨折した人が骨折する前に骨粗しょう症の診断を受けているケースはわずか12%です。その後、適切な治療を受けた人も20%しかいません。骨折しやすい状況にあるにも関わらず治療していないのが現状。そうして気づかないうちに背骨を骨折すると身長が低くなるだけでなく死亡リスクも8倍になるという報告もあります。さらに骨密度が高くても骨折してしまう隠れ骨粗しょう症の人が増えています。

 

骨密度(こつみつど)とは骨に存在するカルシウムなどのミネラルの量を示し一般的に骨の強度をあらわします。骨密度は20歳~30歳前後で頂点に達し、そこから加齢と共に減少していきます。骨は半年周期で新陳代謝を繰り返し、新しい骨へと生まれ変わっています。骨が古くなってくると血液中から壊骨細胞(はこつさいぼう)があらわれ骨をとかします。仕事が終わると壊骨細胞は消え、今度は骨芽細胞(こつがさいぼう)がやってきて新しく骨を作っていきます。この働きは体のあちこちでバラバラに行わず骨を溶かしてから再生するまで全身でバランスよく連鎖して行われます。しかし、女性は閉経を迎えると女性ホルモンの一種であるエストロゲンが急激に減少。エストロゲンは骨芽細胞を助ける働きを持っているので、それが作用している間は新しい骨が次々と作られ骨密度は保たれます。しかし閉経を迎えると女性ホルモンの量は極端に低下。男性よりも少なくなってしまうのです。するとバランスが崩れ壊骨細胞は必要以上に骨を溶かしだしてしまいます。骨芽細胞は慌てて新しい骨を作ろうとしますが、おいつけず結果的に骨密度が激減してしまうのです。これが骨粗しょう症です。こうなると背骨が潰れて背が低くなるだけでなく、軽し尻もちでも足の付け根を骨折しやすくなり寝たきり状態になる可能性もあります。

 

圧迫骨折の兆候

1、昔に比べて身長が4cm以上低くなった
2、最近背中が丸くなったと感じる

 

隠れ骨粗しょう症

骨はただのカルシウムの塊ではありません。骨は単に硬いだけだと少しの圧力で簡単に折れてしまいます。しかし、骨は意外と柔軟で木の枝のようにしなる性質を持っています。この柔軟性が骨質(こつしつ)と呼ばれています。骨の構造を詳しくみてみると、網の目に組まれたコラーゲンと、その隙間を埋めるカルシウムで形成されています。肌にハリを与える成分として知られるコラーゲンですが、骨のコラーゲンも骨にハリとしなやかさを与え骨折を防止するクッションのような役割を果たしています。骨のしなやかさを失う原因は酸化・糖化、ビタミンB群が不足することで出てくるホモシステインの増加など。ストレスや不規則な生活が原因で酸化や糖化が起こるとコラーゲンの線維にサビのような物質ペントシジンが発生し、骨のしなりを低下させてしまうのです。また血管を傷つけることでも知られるホモシステインという毒性のアミノ酸が極端に多くなった場合も、コラーゲンの合成を妨げてしまいます。すると、骨密度が高く頑丈な骨に見えても柔軟性が失われているため骨折しやすくなっているのです。これが隠れ骨粗しょう症です。

骨質(こつしつ)を調べる方法が骨質マーカー。骨質マーカーとは血液検査でホモシステインの量、尿検査でペントシジンの量を測定し骨のコラーゲンの老化状態を判定する検査です。骨密度が高いのに骨質が悪い「骨質劣化型」、骨質は良いのに骨密度が足りない「低骨密度型」、骨密度も骨質もともに悪い「低骨密度+骨質劣化型」などを判定し骨粗しょう症治療の目安にすることができるのです。

 

骨折の危険度

骨質劣化型:危険度1.5倍
低骨密度型:危険度3.7倍
低骨密度+骨質劣化型:危険度7倍

 

骨質を上げる栄養素

1、ビタミンC
ビタミンCは体内でコラーゲンを作るのに欠かせない栄養素。壊れたコラーゲンの再生を促します。ブロッコリー、ピーマンなど緑黄色野菜。レモンやキウイなど果物に多く含まれています。

2、ビタミンK
ビタミンKは骨の形成を促進しコラーゲンを増やす栄養素です。骨粗しょう症の治療薬としても実際に使われています。ビタミンKが特に多く含まれているのが納豆。納豆を多く食べる地域はあまり食べない地域より骨折は少ないことが知られています。

3、大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをし、少なくなったエストロゲンの代わりにコラーゲンの形成を促します。大豆の他、豆腐、豆乳など大豆製品に多く含まれています。

 

ホモシステインを減らす栄養素

・ビタミンB6
・ビタミンB12
・葉酸
日本人の4人に1人はホモシステインが増加しやすい体質を持っているそうです。

 

骨粗しょう症予防エキササイズ 開眼片脚立ち

床に着かない程度に片脚を上げ1分間保つ
左右1分ずつ1日3回行いましょう。

 

骨粗しょう症予防エクササイズ 背筋訓練

1、下腹部に枕を置きうつぶせになる
2、両腕は肘を伸ばして横に置く
3、胸が床から離れるように体を起こす
4、腰が反りすぎないように5秒保つ
5、ゆっくりもとの姿勢に戻す

5~10回を1日2セット行いましょう。




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