脳梗塞と正常性バイアス FASTチェック|ためしてガッテン

NHK総合テレビの「ためしてガッテン」で脳梗塞でもう死なないぞ!極めつきスーパー発見術について放送されました。

脳梗塞は脳の血管が詰まり命を落としたり重い麻痺が残ったりする恐ろしい病気です。年間20万人が脳梗塞を発症していると推測されます。しかし、脳梗塞にはt-PA(ティーピーエー)という2004年から使われるようになった特効薬があります。しかし、脳梗塞を発症した人の5%にしかt-PAは使われていません。脳梗塞を発症した人の約40%は5年以内に亡くなります。また約20%の人は寝たきりや日常生活に介助が必要になります。t-PAが20人中1人にしか使われないのはt-PAに時間制限があるからです。

 

兵庫県に住む石田匠さん(74歳)は去年11月に脳梗塞を発症しました。右手がうまく使えなくなり、自宅近くの病院へ行くと脳梗塞と診断されました。ところが石田さんは時間制限オーバーでt-PAが使えませんでした。結局、石田さんの右手には現在も麻痺が残っています。t-PAの時間制限は4時間半です。石田さんは右手の異変を感じてから20時間後に病院へ行ったので、t-PAが使えなかったのです。ところが、これは石田さんだけではありません。脳梗塞にかかった人が病院に到着するまでの平均は10時間です。これは「正常性バイアス」のせいです。人間は自分はいま安全であるという方向に行きたがってしまうのです。

 

脳梗塞の発症シグナル

半身麻痺、倒れる、ろれつが回らない、舌のしびれ、箸がつかめない、嚥下障害、温度を感じない、手先や首のしびれ、言葉が出にくい、片目が見えにくい、スリッパが履けない、吐き気、異常に眠くなる、肩がこる、足がもつれる、いびき、言葉遣いが荒くなる、口から飲み物がこぼれる、脱力感など

 

イギリスはt-PAの使用率を飛躍的に伸ばしました。オーウェン・ジョーンズさんは4年前に脳梗塞を発症。しかし、すぐに病院に行きt-PAによる治療を受けることが出きたため、後遺症は全くありません。オーウェン・ジョーンズさんがすぐに病院に行けたのはイギリス政府が行っている脳梗塞の発見キャンペーンCM「FAST」のおかげです。オーウェンさんの脳梗塞に気づいたのは奥さんです。奥さんはコマーシャルを見ていてオーウェンさんの腕の麻痺、呂律が回っていないことに気づいて救急車を呼びました。正常性バイアスは危険を外から見ている人はかかりにくいのです。

 

FASTチェック

Face:顔の片側がゆがむ→「イー」と笑顔を作れるか?
Arm:片腕に力が入らない→両腕を上げたままキープできるか?
Speech:ろれつが回らない、言葉が出てこない
Time:症状に気づいたら発症時刻を確認してすぐに119番を!!




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