心筋梗塞の前触れ|モーニングバード!

テレビ朝日の「モーニングバード!」アカデミヨシズミで心筋梗塞の前兆について放送されました。

大崎病院東京ハートセンターの細川丈志さんは27年間にわたり様々な心臓病の診断と治療に従事しています。冠動脈が詰まり心臓の筋肉が死滅してしまう心筋梗塞(しんきんこうそく)。その原因の多くは冠動脈の動脈硬化にあるのです。動脈硬化を起こし冠動脈が傷つきやすくなると、血管の内側にコレステロールなどが入り込みプラークと呼ばれる脂肪の塊ができます。このプラークが急激な血圧変動などで破れると血小板など血液中の様々な物質を集めてしまい冠動脈が通行止めに。患者さんの約半数は突然プラークが破裂し、最悪の場合そのまま命を失ってしまいます。しかし、残りの半数は時として何らかの前触れがあらわれるといいます。

 

プラークなどにより冠動脈が狭くなるとことにより心臓の血流が悪化する狭心症。心臓の筋肉に十分な酸素が届かなくなることで一時的に様々な痛みを引き起こします。そんな狭心症は大きく2つに分けられます。一つめは同じ運動や同じ姿勢を取ったときなど発作が起きる前の条件が一定で1ヶ月以上症状に変化がないもの。これを安定狭心症と言います。安定狭心症は冠動脈にできたプラークが非常に硬く破裂しにくいために心筋梗塞になるリスクが低いです。二つ目は徐々に症状が悪化し安静時にも突然発作が起こる不安定狭心症。不安定狭心症はプラークが柔らかく成長しているため破裂する可能性が高い極めて危険な状態です。この不安定狭心症が引き起こす様々な症状が心筋梗塞の前兆と考えることができます。

 

多くの場合胸が締め付けられるように痛くなる不安定狭心症。しかし中には心臓のトラブルとは思えないような症状があらわれることがあります。突発性のひどい肩こり、背中の重苦しさ、胃痛、吐き気、アゴや歯が痛くなるなど。これは体の中の感覚が体の表面の感覚よりも鈍感だからです。そのため時として勘違いを起こしてしまうのです。かき氷を食べた時頭がツーンとなったりするのとよく似た状態が心筋梗塞や不安定狭心症の場合も引き起こされるのです。

 

心筋梗塞の最新検査

これまで太ももや腕からカテーテルを通し冠動脈に直接造影剤を入れてX線で撮影する方法が行われてきました。しかし、「心臓3D-CT(しんぞうスリーディーシーティー)」は心臓を0.5mm間隔で輪切り撮影。その画像を重ね合わせた3Dのグラフィックにより冠動脈の状態を調べることが出来るのです。心臓3D-CTは患者さんの負担も少なく冠動脈を360°くまなくチェックすることが可能です。

さらに心臓の未来から過去の状態がわかってしまう最新鋭の検査システムがMCG(エムシージー)解析です。被験者の心臓が出す電気信号を複雑な計算式を用いてデジタル処理しホストコンピューターに送信。その後、約4万件のデータベースと照合解析し心臓の状態や心疾患のリスクを調べることができます。MCGの検査はいたって簡単で胸と手足に電極をつけ5分間安静にするだけです。




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