外反母趾の原因は靴ではなく回内|L4YOU!

テレビ東京の「L4YOU!(エルフォーユー)」で外反母趾の原因について放送されました。解説していたのは足の診療所院長で足外科専門医の桑原靖(くわはらやすし)さん。

 

外反母趾

外反母趾(がいはんぼし)とは、足の親指が隣の指の方向に曲がり親指の付け根の骨が飛び出した状態のこと。内側に18度以上曲がるのが外反母趾の特徴とされ、女性だけでなく男性でも悩んでいる人は多いと言います。靴を履くと飛び出した親指の付け根が当たるため痛みを感じたり、親指に力が入らず歩き方が変になることもあります。

 

先の尖った靴や高いヒールを履いていると外反母趾になると思われがちですが、実はそれが全ての原因ではなく外反母趾は足の構造からくる進行性の疾患なのです。ハイヒールが原因ではなく誰もがなる可能性があるのが外反母趾。また、外反母趾になりやすい足の特徴もあります。

 

それは足が回内(かいない)しすぎること。足には体を支えるために3つのアーチがあり体重を分散させています。このうち土踏まずの内側アーチが下がると足首が内側に傾いてしまいます。こうして内側に傾いてしまった状態を回内(かいない)と言うのです。通常、歩いた時の衝撃は3本のアーチがしっかり吸収しているのですが、回内になると足の骨の位置が内側に倒れ親指の骨への負担が大きくなります。すると、親指はその負荷に耐え切れず徐々に外側に開いていってしまうのです。これが外反母趾です。足の形は9歳までにほぼ決まってしまいます。外反母趾になりやすい人というのはその時点でほぼ決まっていて早めに対処をしておかないと手術が必要なケースも出てきてしまうのです。また、外反母趾が女性の多い理由はもう一つあります。女性は出産をするために身体の構造が柔らかくできています。そのため足の靭帯も柔らかくなっており体重をかけると土踏まずが潰れて回内になりやすいのです。

 

巻き爪

巻き爪とは親指の爪が伸びるに従い両端の先から巻いてくる足のトラブルです。爪の角が皮膚に食い込み赤く腫れてしまう事もあります。巻き爪の原因は骨の変形や体重のかけ方のアンバランスもありますが、一番多いのが爪の切り方です。爪を山なりのV字型に切ると伸びるに従って両端が巻きやすくなってくるので要注意です。また、深爪をすると爪の下にあった肉が盛り上がり爪が伸びるに従って皮膚に刺さってしまいます。巻き爪にならない正しい爪の切り方はまっすぐ水平に切ること。下から見て1~2mm出ているくらいが巻きづらいです。

それでも巻き爪になってしまった場合はNaOH手術(エヌエーオーエイチしゅじゅつ)で対処することができます。NaOH手術では巻いている爪の両端のみを根元まで切除して摘出。さらにその部位から爪が伸びてこないように根元に薬品で処置を施します。手術時間はわずか5分。術後も歩いて帰れるため患者さんの負担が少ない手術です。




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