アトピー性皮膚炎を悪化させるカビ|あさイチ

NHK総合テレビの「あさイチ」でアトピー性皮膚炎を悪化させるものについて放送されました。

アトピー性皮膚炎の患者の8割は自分の汗に反応して症状が悪化します。しかし、汗の何が悪いのかこれまで分かっていませんでした。広島大学大学院皮膚科学教授の秀道広(ひでみちひろ)さんはアトピー性皮膚炎と汗の関係に注目し研究を続けています。秀さんは研究して14年、意外なものがアトピー性皮膚炎を悪化させることを突き止め、先月発表しました。それはマラセチアグロボーザというカビの一種。マラセチアグロボーザは誰もが皮膚に持っている菌。温かい環境を好み、夏は数が増えます。

 

通常、体内に異物が入ると免疫細胞の一つマスト細胞が異物に反応し爆発します。すると中の炎症物質ヒスタミンが飛び散り粘膜や皮膚を刺激。痒みがあらわれます。これがアトピー性皮膚炎のアレルギー反応です。ではなぜ汗で悪化するのでしょうか。汗をかくと皮膚のカビから分泌されたたんぱく質が汗に溶け込み、そのまま体内に染み込むと考えられています。体に入ったたんぱく質は異物として認識されマスト細胞が反応。かゆみを引き起こしていたのです。その結果、汗のたまりやすい肘や膝の内側に重い症状が出てしまうのです。

 

マラセチアグロボーザをやっつけてしまえば良いと思われますが、マラセチアグロボーザの生態は謎が多く単純に取り除くことが体に良いか分かりません。そこで注目しているのがお茶。お茶などに含まれているタンニン酸はカビが出すたんぱく質を変えると考えられています。その結果、たんぱく質を体の異物と見なさなくなり体の反応はおきません。実際にアトピー性皮膚炎の患者18人にタンニン酸配合のスプレーを2週間使ってもらったところ14人に症状の改善が見られました。さらにメーカーと共同でタンニン酸を配合した入浴剤も開発しています。ただし、お茶を直接肌に塗ることはやめましょう。




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