金属アレルギーのメカニズム|ためしてガッテン

NHK総合テレビの「ためしてガッテン」で金属アレルギーについて放送されました。金属アレルギーは年齢、性別関係なしに誰でもある日突然始まってしまうものです。金属アレルギーの患者は予備軍を含めると推定1000万人。

 

金属と汗の関係

ニッケルはステンレスやホワイトゴールドなど合金の原料になる金属です。しかし、アレルギーを引き起こす金属ナンバーワンと言われています。金属は汗によって溶け出します。溶けるだけでなく0.0000001mmのイオンになります。すると金属が肌に染み込むようになってしまうのです。金属+汗=肌にしみこむという現象が起こります。しかし、私たちは体内にナトリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ニッケル、クロムなど金属を持っています。ミネラルと呼ばれているもののほとんどは金属です。

 

金属アレルギーのメカニズム

東北大学加齢医学研究所の小笠原康悦さんの研究チームは、金属アレルギーになってしまう重要な手がかりを見つけました。マウスで金属アレルギーのメカニズムを探ろうと考えた小笠原さんは、液体に金属をとかしマウスに塗ってみました。しかし、何度塗ってもマウスは金属アレルギーになりませんでした。そこで今度は金属をエサに混ぜて食べさせてみましたがマウスは金属アレルギーにはなりませんでした。研究メンバーの一人である佐藤直毅さんは細菌に注目。金属と一緒に菌をマウスに注射すると、ほぼ100%の確率で金属アレルギーを発症したのです。

体内に菌と金属が一緒に入ってくると、体の警備係である白血球がそれを発見します。白血球は菌と戦い始めます。すると、たまたま一緒に入ってきただけの金属も悪者と判定し金属も攻撃してしまうのです。この瞬間こそが金属アレルギーに体質変化した状態。ひとたびこのような状態になると、ただ金属だけが入ってきても白血球が攻撃。白血球が炎症物質を撒き散らして戦うので湿疹やかゆみが起こるのです。

私たちの皮膚はどんなに清潔にしていても皮膚の常在菌が必ずいます。しかし金属アレルギーにならない人もいます。それは皮膚バリアのおかげです。菌が皮膚に常にあっても染み込まないのです。しかし汗をかいて痒くなるとつい皮膚をかいてしまいます。すると皮膚バリアが壊れて菌の入り口が出来てしまうのです。もちろん、かいたら必ず金属アレルギーになるわけではありませんが、何度も繰り返すことで体質変化のきっかけになってしまうのです。

特に気をつけたいのがピアスの穴を開ける時です。消毒がいい加減だったりすると危険です。皮膚科や形成外科で頼むのが安心です。また合わない入れ歯も口の中を傷つけてしまいます。口の中は唾液があるので汗同様、金属が溶け出しやすい環境です。

 

金属アレルギーの予防法

・汗、傷のときには金属をつけない
・口の中を清潔にする(歯磨きなど)




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