ネプリライシン アルツハイマー病の救世主|モーニングバード!

テレビ朝日の「モーニングバード!」アカデミヨシズミでアルツハイマー病を治す救世主について放送されました。65歳以上の4人に1人が予備軍の認知症。その中でも一番多くを占めるのがアルツハイマー病です。

 

理化学研究所脳科学総合研究センターの西道隆臣(さいどうたかおみ)さんは25年にわたり脳に関する様々な研究に携わり現在はアルツハイマー病の治療法を中心に研究を進めています。アルツハイマー病は脳が萎縮することで家族の顔や名前を忘れてしまったり、性格が別人のように変わってしまったり、最終的には意思の疎通すらできなくなってしまいます。その原因物質の一つと考えられているのが脳にたまるアミロイドβ(あみろいどべーた)というたんぱく質。諸悪の根源とも言えるアミロイドベータから脳を守る方法が世界中で研究されています。

 

ネプリライシンという酵素がアミロイドβを溜まりにくくしていることを世界に先駆けて発見したのが西道先生が率いるチーム。ネプリライシンがアミロイドベータを細かく分解することで脳から排出しやすくしていると考えられています。しかし、ネプリライシンは加齢が原因で減ってしまうという弱点があります。そこで西道先生の研究チームはネプリライシンを体の外から取り入れ、減った分を取り戻す研究を始めました。

 

酵素のままのネプリライシンを血管に打っても脳の防御機能が働いてしまい脳には届きません。そこで西道先生たちが考えたのは脳のバリアを突破できるウイルスにネプリライシンの遺伝子を組み込む方法。体に害のないウイルスにネプリライシンを作る遺伝子を組み込み、それを血管に注射。脳のバリアを突破させます。そして脳に到達したウイルスが脳細胞にネプリライシンを作る遺伝子を渡すと再び脳はネプリライシンを作り始めてくれるのです。この新技術によってマウスの初期のアルツハイマー病が治ったと言います。

またネプリライシンを強化する物質がソマトスタチン。現在、西道先生はソマトスタチンを飲み薬にする研究を進めています。

 

生活の中でネプリライシンを増やす方法

日常生活の中でネプリライシンを増やすには1日1時間のウォーキングが効果的です。シカゴ大学の論文によると、運動量を増やしたマウスは通常のマウスに比べて約2倍、脳内のネプリライシンが増加したと言います。また、アルツハイマー病の原因と言われるアミロイドベータは通常のマウスの44%しか溜まっていなかったそうです。




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