デンマークの湿地ミイラ「トーロンマン&グラウバレマン」|ミイラが暴く世界三大ミステリーツアー

テレビ東京の「ミイラが暴く世界三大ミステリーツアー2“科学が挑む新事実”」でデンマークの湿地ミイラについて放送されました。

 

1950年、デンマークのシルケボーで2000年以上前のミイラが発見されました。そのミイラは発見された場所の名前をとって「トーロンマン」と名付けられました。トーロンマンは体長約140cmで漆黒に光り輝いていました。驚くべきことに、指先まで皮膚がしっかりと残っています。

 

トーロンマンが生きていたのは紀元前の石器時代。なぜ、こんなにも綺麗なまま残っているかというと、湿地の中にあったからです。デンマークではこのような湿地ミイラが数多く見つかっています。トーロンマンを超える美しいミイラが「グラウバレマン」です。体はもちろん、ふさふさとした赤毛までも残っていました。

 

なぜ湿地ミイラは美しいのか?

遺体が沼の中に沈むことで空気から遮断され風化を防きます。更に水温が低いため遺体は低温保存されます。最も重要なのはミズゴケです。ミズゴケは湿地に大量に生育するコケ植物の一種。このミズゴケが枯れて堆積してゆく過程で化学変化が起こり酸が生成されます。この酸がバクテリアなど遺体を腐食させる微生物の繁殖を抑えるため遺体は生前の姿のまま保存されるのです。

 

なぜミイラは湿地に埋められたのか?

トーロンマンは首に縄が巻き付けられていました。そしてグラウバレマンの首には大きく鋭く切りつけられた跡がありました。さらに脚も折られていました。彼らは神へ捧げる生贄として湿地に沈められたと考えられています。古代ゲルマン人の信仰は自然の神。特に湿地は神の世界の入り口だと考えられていました。豊作を祈り様々なものが沼に沈められていたのです。




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