脳の腫瘍で末端肥大症に!成長が止まらないタニア・アンガスさん|ザ!世界仰天ニュース

日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」脳の不思議スペシャルで成長が止まらない悲劇の美女について放送されました。

 

タニア・アンガスさんは1978年にアメリカで生まれました。小さい頃から活発で明るい元気な女の子でした。高校時代はその美貌から雑誌などのモデルもこなし順風満帆でした。1999年、20歳になったタニアは自立してアメリカ北部のミシガン州で一人暮らしをしていました。大好きな彼氏との交際も順調で充実した毎日を過ごしていました。ところが、ある日なんだか急に靴がきつくなっていることに気付きました。さらに、お気に入りの服もきつく小さくなっていました。タニアは太ったと思っていました。靴が入らなくなったので一回り大きい靴を買ったのに、しばらくするとまたきつくて履けなくなりました。さらに、いつもつけていた指輪もきつくて入らなくなりました。異変は手足だけでなく身長も高くなっていました。彼女は体の全てが大きくなっていたのです。そして体重もどんどん増え、まるで別人になってしまいました。しかも、声まで太く男っぽくなってしまったのです。彼氏もタニアから離れていきました。一人暮らしは無理だと感じ両親の住むネバダ州へ。変わり果てた娘の姿に両親も驚きました。

 

タニアは病院で詳しい検査を受けました。すると脳に大きな腫瘍ができ、それが脳全体に拡がっていることが分かったのです。体の変化は脳腫瘍が原因で末端肥大症という成長機能障害だと診断されました。末端肥大症は別名、先端巨大症とも言います。通常、成長の仕組みは脳下垂体から成長ホルモンが分泌され肝臓で骨や筋肉の成長を助ける物質に変化し身長を伸ばそうとします。タニアは脳下垂体に腫瘍ができたことにより成長ホルモンが絶え間なく分泌され成長が止まらなくなっていたのです。怖いのは心臓も肥大していくことです。心臓の筋肉が厚く固くなるため、体内に血液を送れず心不全を引き起こす原因になるのです。さらに成長ホルモンの過剰分泌により糖尿病や高血圧、脳卒中などの合併症も起こしやすく寿命は10年縮むと言われています。

 

医師には手術で腫瘍を摘出できれば命に別状はなく症状も落ち着くと言われました。ただ、腫瘍は複雑な場所にあり高度な技術が必要でした。血液検査でタニアの成長ホルモン量を調べると通常の大人の20倍もありました。そんなタニアの治療に名乗りを上げたのは南カルフォルニア大学のマーティン・ワイス医師。そして2002年7月にタニアの脳腫瘍を取り除く手術が行われました。タニアの手術は経蝶形骨洞手術と呼ばれるもので、鼻の穴から腫瘍にある脳下垂体に直接アプローチする方法でした。この手術の利点は脳組織に触ることなく手術が行え傷口も表からは見えないことです。腫瘍全部を摘出することはできませんでしたが大部分を摘出することができました。末端肥大症は腫瘍を全部摘出できなくても薬がかなり有効です。薬さえ飲み続ければ治るとタニアも家族も思っていました。

 

しかし、数ヶ月たっても成長は一向に止まりませんでした。異変から2年で身長は175cmから185cmに。体重も54kgから80kg以上になっていました。手術後も取り除けなかった腫瘍が原因で成長し続けた結果でした。医師たちも稀な症状に困惑しました。そしてタニアは空腹感を感じなくなっていました。これは合併症の糖尿病が進行したためだと考えられています。しかし食欲がなくても成長は止まりません。体はますます大きくなりました。ついに身長は190cmを超え、体重も100kg以上になってしまいました。体を支える筋肉が追いつかず体は悲鳴をあげていました。そして、また腫瘍が再発しオレンジ程の大きさになってしまいました。

 

2003年7月にタニアの2回目の摘出手術が行われました。難易度は高いものの少しでも腫瘍を摘出するため頭蓋骨を切断して行われました。しかし、大部分の腫瘍を摘出したにも関わらず成長ホルモンの分泌を抑えることはできませんでした。1日に飲む薬は20錠以上、様々な薬を試しても全く効果はありませんでした。このまま成長ホルモン量が下がらなければ余命5年と宣告されました。腫瘍はまた再発し30歳までに4度の腫瘍摘出手術を受けました。病気と必死で闘うタニアと両親の姿はアメリカでも大きく取り上げられました。その頃、薬の研究が進みわずかですがタニアに効果のある薬が見つかりました。成長のスピードも少しずつおさまり、成長にともなう痛みもやわらぎました。




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