すべらんうどん誕生秘話|アンビリバボー

フジテレビの「奇跡体験!アンビリバボー」で名物うどん「すべらんうどん」誕生秘話~家族の絆がもたらす奇跡~が放送されました。大阪天満宮から程近い場所に一軒のうどん屋があります。この店に来た人は最上級の感謝の言葉を口にします。その理由は他でもないちょっと変わったうどんにありました。

 

岡計さんは公務員の夫を持ち、自らも実家のかまぼこ屋に勤めるごく普通の主婦でした。唯一の心配の種は大学生の一人息子。勉強嫌いで遊び好き、飽き性と3拍子揃った道信さんのこと。そんなある日、何の予兆もなく息子の目が見えなくなりました。すぐに入院し、いったん視力は回復したものの、再び全く見えなくなりました。2週間ごとに視力を失ったり回復したりを繰り返し、ベーチェット病と診断されました。ベーシェット病とは目や内臓などに炎症を起こす自己免疫疾患で、回復と悪化が繰り返されるのが特徴です。道信さんはそんな現実をなかなか受け入れることができませんでした。手術や治療を繰り返したものの33歳の時に失明してしまいました。しかし道信さんは障害者手帳を持つことをかたくなに拒みました。そんな道信さんを多くの友人が支えてくれました。外出のさいはいつも送り迎えをしてくれましたが、言いにくいことを言ってくれる友人の意見は聞き入れませんでした。

 

そんな道信さんは、パスポートの更新の時に目の障害があることを証明するものがなく困った経験から、障害者手帳を持つようになり白杖を使うようになりました。すると、見知らぬ人が助けてくれるようになりました。今の自分を受け入れるようになって何かが変わったのです。

 

そして道信さんはセーラビリティという障害者でも操縦しやすい小型ヨットを始めました。そこで明るい活動的な障害者たちと出会い仲間になれたことが楽しくなってきました。道信さんはセーラビリティのレースのためにオーストアリアへ。オーストラリアでは様々な人と出会い、毎年レースに参加するようになりました。そこでいろんな人に会い、世話になったことで誰かの役に立ちたいと思うようになりました。そこで、道信さんは障害がある人でも食べやすいうどんを作ることを決意しました。試行錯誤し、通常のうどんに4箇所、縦に切れ目を入れることで、うどんの喉越しはそのままにすべらずに食べられるうどんが完成しました。商品名は平家物語の古事にならい「うどん双樹」と名づけました。翌年、朝日新聞にこのうどんがユニバーサルデザインの一つの例として取り上げられました。

 

その記事を読んだ大阪天満宮から連絡があり、梅祭りのさいに人に優しいうどんを出店してみないかと声を掛けられました。それが縁で境内の一角でうどん屋を開くことになりました。しかし、店は奥まった場所にあり客足は伸びず赤字でした。そんな中、父の正一さんがパーキンソン病のため他界。失意を感じていた時、「滑らないうどん」と記事に書かれたことでマスコミの取材が殺到。いつの間にか「うどん双樹」という商品名から通称の「すべらんうどん」という名で紹介されるようになりました。元々は障害者や小さな子供のために始めたうどんでしたが、学問の神様大阪天満宮に出店したことから試験に滑らないうどんとして話題になったのです。




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