トルクメニスタンのニヤゾフ大統領|教科書にのせたい!

TBSテレビの「教科書にのせたい!」でワガママ放題の大統領について放送されました。

 

大統領の大好物がメロンだったので8月第2日曜日をメロンの日に定めました。そして大統領は女性の金歯が嫌いだったので、女性の金歯禁止令が定められました。そんな命令を発したのは中央アジアに属するトルクメニスタンのサパルムラト・ニヤゾフ前大統領です。トルクメニスタンの国土面積は48万8000k㎡で人口は520万人。そして、ほとんどの国のジャーナリストの立ち入りが禁止されている国でもあります。

 

首都アジガバットは美しく整備され人々が貧しい暮らしを強いられているようには見えません。しかし、街にはいたるところにニヤゾフの肖像画があります。さらにニヤゾフをかたどった金の像も約30mごとに置かれているのです。

 

ニヤゾフの著書「ルフナマ」にはトルクメニスタンの歴史や精神がかかれていて小中学校の教科書として使われています。しかし、その冒頭には「ニヤゾフを裏切ったときには死ぬがよい」という恐ろしい一文が書かれています。この本は聖なる書として職場でも学習することが義務づけられ、国民は毎日誓いを唱えているのです。

 

ニヤゾフが大統領になるきっかけを作ったのはゴルバチョフです。ソビエト連邦時代ゴルバチョフはニヤゾフを溺愛しトルクメニスタンの共産党第一書記に任命しました。その後、ソビエト連邦が崩壊すると独立を勝ち取り、ニヤゾフはトルクメニスタンの初代大統領に就任しました。大統領になったニヤゾフの支持率は99.5%。一説によると支持しなかった者が誰なのか全て監視されているから恐怖による結果だと言われています。この気に乗じてニヤゾフは自身を終身大統領にすることを決めました。つまりニヤゾフは生きている限り大統領であることを議会により決定してしまったのです。

 

ニヤゾフの「立派な医者は首都にいるべきだ」という軽はずみな言動のせいで地方病院の閉鎖が起こり、「田舎者は字が読めなくてもいいだろ」という発言により首都と大学以外の図書館が閉鎖されました。さらに自分が好きじゃないという理由だけで「バレエ・オペラ禁止令」も作られました。

 

2006年12月にニヤゾフは心臓発作で死去しました。ニヤゾフの政策は第二代ベルディムハメドフ大統領によって引き継がれています。




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