デルタパワーで血糖値を下げる!理想の睡眠時間|ガッテン!

NHK総合テレビの「ガッテン!」で血糖値を下げるデルタパワーの謎について放送されました。

 

大阪市立大学医学部附属病院ではデルタパワーを使った治療を行っています。稲葉雅章(いなばまさあき)医師はデルタパワーに注目して糖尿病の全く新しい治療法を生み出しました。使うのは新しい薬。デルタパワーを生み出す新薬です。この薬を17人の患者に使ったところ14人が改善。中には血糖値が30下がったという患者もいました。

都内に住む海野紘さん(72歳)は15年前から糖尿病を患っています。治療の一つとして毎日ウォーキングをし、夕食はお米の代わりに糖分の少ないシリアルを食べていますが血糖値は下がりません。そこで今回、デルタパワーを使った治療を試すことにしました。薬を飲み始めて1週間後、血糖値は140以上から112に下がりました。さらに体の動きが軽くなったと言います。

デルタパワーとはデルタ波の量のことです。デルタパワーを増加させる薬は、実は糖尿病の薬ではありません。新しいタイプの睡眠薬です。

 

なぜ睡眠薬なのか?

デルタ波はどんな時に出るのでしょうか?それは熟睡している時です。熟睡している時にい出る脳波がデルタパワーで、それが増えると血糖値が下がるのです。

 

血糖値と熟睡の関係

血糖値が上がると交感神経が働き興奮するため熟睡できません。熟睡できないと脳はストレスを感じてストレスホルモンを出します。その結果、血糖値が上がるという負のサイクルに陥ってしまいます。そこで、睡眠薬で負のサイクルを断ちきることで血糖値が改善されるのです。

 

睡眠薬で糖尿病が治療できる

これまでの睡眠薬は脳の活動全体を抑えて眠りを誘うタイプでした。一方、新しい睡眠薬(オレキシン受容体拮抗薬など)は脳が出す睡眠をコントロールするホルモンにだけ作用。自然な深い眠りをもたらしてくれるのです。副作用の心配は少なくなっていますが、医師の指示に従って服用してください。

睡眠障害の患者は糖尿病の発症率が2倍になると言われています。そのため、睡眠薬を使用することで糖尿病発症の予防にもつながります。

 

血糖値が高い人は自分が熟睡できていないことに気づいていない場合が多いと言います。気づくポイントは日中の眠気。昼間に感じた眠気を1週間程記録してみましょう。1時間を超える昼寝をしてしまったり、仕事にさしつかえる強い眠気を頻繁に感じる場合は熟睡が足りていない証拠。かかりつけの医師に相談してみましょう。

 

理想の睡眠時間

普段、睡眠が十分足りていると感じている20代の15人が、閉鎖空間で9日間寝るという実験を行ったところ、15人の平均睡眠時間は8時間半になったと言います。20代の必要睡眠時間は7時間半だと世界中の研究で明らかにされてきましたが、それよりも1時間長い8時間半必要だったことが分かったのです。

実験前(7時間半睡眠)インスリンの分泌能は62.3%でしたが、8時間半睡眠によって73%にまで上がりました。インスリン分泌能とは、すい臓がインスリンを生み出す能力のこと。インスリンは血糖値を下げてくれるホルモンなので、この能力がアップすることは将来糖尿病になりにくくなるということなのです。




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