元華族令嬢と商社マンの愛憎事件|世界のコワ~イ女たち

TBSテレビの「ブラマヨ衝撃ファイル!世界のコワ~イ女たち」で元華族の令嬢と17歳年下の男の愛憎殺人について放送されました。

 

昭和48年12月21日、都内のマンションから同僚が殺されたと110番通報がありました。通報したのは商社Aの青木克彦(仮名・29歳)さんでした。

 

華族の長女として生まれた明子(仮名)は終戦の翌年、有名私立高校を卒業。学校での成績は普通でおとなしい令嬢でした。ところが、カっとなると男のような言葉が飛び出す暴発しやすい一面もあわせもっていました。昭和22年に新憲法が施行され華族制度は廃止され明子たち特権階級は地位や財産が没収され没落。その春、明子は財界人の長男と結婚しました。新居は高級住宅街の豪邸、夫の家族と同居でした。夫は単身赴任で、重苦しい家風の商家で嫁としての生活を送りました。元華族の娘は堅い家風になじめませんでした。結婚2年目、21歳の明子は男の子を出産。しかし、家族の中では孤立していました。そして昭和26年に離婚しました。わずか4年の結婚生活でした。息子は夫の家族にとられ、明子は泣く泣く家を出て行くことになりました。

 

昭和46年、明子は当時流行していた麻雀の店を都内に開業しました。店は近所の有名商社、商社Aの社員で繁盛していました。商社Aの社員である青木克彦は常連でした。27歳、独身、ハンサムで優しい性格でした。先輩社員の野口英二(仮名・32歳)は関西出身で後輩の面倒見の良い男でした。明子は44歳でしたが、青木は明子に惹かれ2人は付き合うことになりました。2ヵ月後には同棲を始めました。青木と明子の関係は社内ではすでに有名になっていましたが、青木には明子の強引さが重荷になり逃げ腰になっていきました。青木は明子の部屋に寄り付かなくなり、お見合いをしました。明子は自ら青木の見合い相手の身辺調査をし、女に男がいることを青木に報告。青木は先輩の野口にこれまでの話をし、2人で明子のマンションに話をしにいきました。

 

2人と話すとき、明子はカセットテープに会話を録画していました。このテープは後の裁判で重要な証拠として提出されました。野口には説教をする癖があり、野口の毒舌が続きました。野口にからかわれ、侮辱され元華族の娘は我慢の限界でした。そして押入れから狩猟用の銃を持ってきて野口を撃ちました。前代未聞の元華族の令嬢による殺人事件。被害者の挑発的な言動が犯行を誘引した主な原因として明子には懲役5年が言い渡されました。異例の温情判決が下された裏には、あの日録音したテープの存在がありました。




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