不思議の国のアリス症候群|先端科学ミステリー

日本テレビの「先端科学ミステリー」で不思議の国のアリス症候群について放送されました。1955年イギリスの精神科医トッドは奇妙な現象が見えてしまう人のことを「不思議の国のアリス症候群」と名づけました。「不思議の国のアリス」は1865年、ルイス・キャロルが発表した児童文学です。

 

アンさん(60歳)が始めて自分の異常に気づいたのは6歳の時でした。周りの人にはわからない不可思議な感覚を自分だけが感じていました。アンさんは首だけが高く上がったり、体が小さくなる感覚に襲われるのです。

 

目を通って入ってきた光景は、まず脳の後頭葉に送られます。そこから側頭葉に伝わり物の形や色を認識します。同時に頭頂葉へも伝わり大きさや距離を把握します。不思議の国のアリス症候群の人は頭頂葉に異変が起きている可能性があります。アンさんは片頭痛による血流の異常が頭頂葉におよび、正常な大きさと距離感を認識できなくなることで奇妙な世界が出現してしまうのです。

 

ドイツの精神科医のクラウス・ポドル博士はルイス・キャロルも不思議の国のアリス症候群におかされていたのではないかとの仮説をたてています。ルイス・キャロルは1832年イギリス北西部の農村で牧師の息子として生まれました。幼い頃から数学が得意だったルイスはオックスフォード大学で数学教師として働きました。一生独身をつらぬき、本が売れてからも大学の寮で生活しました。ルイス・キャロルは21歳から65歳まで日記を書いています。ポドル博士はルイスの日記から彼が片頭痛持ちであることを発見。「頭痛を伴う動く要塞を見た」との記載があります。この動く要塞とは閃輝暗点のこと。閃輝暗点は目の前に稲妻のような暗点ができる視覚障害。樋口一葉もまた不思議の国のアリス症候群だったのではないかと考えられているようです。




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