洗脳のメカニズムとミルグラム実験|ザ!世界仰天ニュース

日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」で洗脳のメカニズムについて放送されました。洗脳について解説していたのは法政大学犯罪心理学研究室の越智啓太さん。どんな人でも洗脳されることが分かっているそうです。

 

洗脳のメカニズムは部屋に閉じ込めたり、たくさんの情報を流して不安な状況を作り、それを救うような考え方を提案することで受け入れやすくなるのです。不安や孤独・批判力が無くなった状態だと洗脳を受けやすくなってしまうのです。

 

1962年アメリカ・コネチカット州のイエール大学で心理学者スタンリー・ミルグラムによってミルグラム実験と呼ばれる実験が行われました。実験の参加者には先生役と生徒役にわかれた記憶力の実験と伝えられていました。先生役の人には生徒役の人が答えを間違えたら電気ショックを与えるように指示。その電気ショックのボルトをどこまで与えるのかという実験です。電気ショックを受ける生徒役は実際には電気ショックは与えられておらず苦しむフリをしてもらいます。協力者は20代から50代の男性で学歴は小学校中退者から博士号取得者まで40人。すると、先生役の人は電気ショックを与えても笑う人や、黙々と電気ショックを与えていく人、思わず立ち上がってしまった人など様々な反応をしました。この実験で40人中26人が一番強い電気ショック350Vまでボタンを押したのです。270Vくらいまでは、ほぼ全員が押しました。人は閉鎖された環境の中では権威のある人に命令されると従ってしまうのです。

 

また1971年にアメリカ・カルフォルニア州のスタンフォード大学の心理学者フィリップ・ジンバルド博士によって人を看守と囚人に分けたらどうなるかという実験が行われました。新聞広告で集められた21人の男性を無作為に囚人と看守に分け、実際の刑務所とほぼ同じ環境の中で2週間過ごすというものでした。実験に参加した者はみな楽観的でした。

実験初日は穏やかに過ぎましたが、2日目になると囚人役の男たちは看守役に対してささいな事でイラ立ち始め反発しはじめました。単なる看守役と囚人役が本当のように変わっていきました。暴動に関与しなかった良い囚人を良い監房に収容し丁重に扱い、関与した囚人を悪い監房へと送り過酷な扱いをしました。さらに囚人たちをコントロールするため、1時間ごとに全員を整列させて人数を確認。態度の悪いものには体罰として腕立て伏せや腹筋を強要。そして3日目、看守役はより厳格な権力を行使するようになりました。一部の囚人の入浴を禁止しトイレを監房内のバケツにさせたのです。腕立て伏せの回数を増やし、トイレは素手で掃除するよう指示。さらには看守役の靴も磨かせました。わずか数日で囚人役は服従的になり、看守役は虐待に近い行為を行うようになったのです。2週間の予定だった実験は虐待や抗議行動が相次ぎ5日で中止になりました。人はもともとの性格ではなく、役割を与えられただけでそれを受け入れエスカレートしてしまうことが分かったのです。




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