カルマン症候群 大人にならない少年の苦悩|ザ!世界仰天ニュース

日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」心の闇スペシャルで大人にならない少年について放送されました。

 

1991年、ガーナ・ケープコーストに住むローレンス・クームソン(20歳)は医学部に通っていました。ローレンスは声変わりしておらず、女性に対してときめきも興味ないという悩みがありました。また、すね毛も脇毛もひげもありませんでした。人間は男性なら12~13歳を目安に第二次性徴という体の変化が起こります。声変わりし、体毛が濃くなり筋肉がつきます。しかし、ローレンスの身にはどれも起こっていません。

 

そんなある日、大学で遺伝病の研究を行う医師のもとを訪ねました。血液検査の結果、血液中のテストステロンの量が非常に少ないことが分かりました。ローレンスはカルマン症候群だったのです。通常、男性は第二次性徴をむかえると、脳の視床下部から下垂体へホルモンが分泌されます。すると、脳下垂体は精巣へむけテストステロンを出せと指令を出します。これによりテストステロンが体の中をめぐり第二次性徴が進むのです。しかし、カルマン症候群の場合、視床下部から脳下垂体への指令がでないため、その先の連鎖反応が起こらず第二次性徴が起こらないのです。その異常はニオイを判断する機能と深く関わっているため嗅覚に障害が出るのが大きな特徴です。日本でも病気と気づかないまま悩んでいるケースが多いと推測されます。

 

治療法は性腺刺激ホルモンの注射です。ローレンスは迷わずその治療を受けました。治療を始めて1週間もすると声変わりし、ヒゲもはえ、体付きもがっしりかたくなってきました。そして2001年に大学を卒業しガーナの病院で医師として働き始めました。2004年にはカルマン症候群の研究が進んでいるイギリスの病院へ。そしてカルマン症候群の権威であるピエール・ボーロー医師と出会いました。ホルモン療法は非常に高額なためローレンスはあまり行えていませんでした。ボーロー医師の治療は体に200mgのテストステロンが入ったインプラントを埋め込むというもの。こうして1年間の治療をおえ、2006年にガーナへ帰国。そして2007年に妻のアグネスさんと結婚しました。




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