KUMADAI不燃マグネシウム合金|夢の扉+

TBSテレビの「夢の扉+」でKUMADAI不燃マグネシウム合金について放送されました。

 

熊本大学大学院教授の河村能人さん(51歳)は常識を打ち破る夢の金属を開発しました。それは驚くほど軽く、強く、燃えません。70年以上に渡って新素材が現れなかった航空機やロケット開発に衝撃を与える未来の金属です。

 

マグネシウムは実用金属の中で最も軽い金属です。鉄の4分の1の重さしかなく、埋蔵量が豊富なのも特徴です。ところが、マグネシウムは強度が低く発火しやすい難点があります。550℃~600℃で発火し、一度発火した後に水をかけると水素爆発が起こるため扱いが非常に難しいです。そのため、軽いというメリットがありながらも用途が限られパソコンや携帯電話などの製品の一部にしか使われることはありませんでした。

 

そういった弱点を克服したのが河村能人さんが開発した強くて燃えないマグネシウム「KUMADAI不燃マグネシウム合金」です。KUMADAI不燃マグネシウム合金は今、国内外から熱い注目を集めています。KUMADAI不燃マグネシウム合金を車のボディやエンジンに活用すれば車体は軽くなり燃費は飛躍的に上がります。排気ガスも減り地球にも優しいです。飛行機やロケット、エネルギー産業にも活用ができます。

 

1999年、河村能人さんは新しいマグネシウム合金の開発に参加しました。来る日も来る日も繰り返される出口の見えない作業。先輩研究者からは「いまさらマグネシウム合金なんてやるだけ無駄だ」と言われたこともありました。心が折れそうになるとき、河村さんを支えたのは恩師であった増本健教授の「Muddle through(泥沼を這い上がる)」という言葉でした。泥沼を這い上がるような実験の日々は2年半にわたり、試作品は450を超えました。そして、ついにMg79Zn1Y2の方程式に辿り着きました。その強度はそれまでのマグネシウム合金の約2倍、1100℃を超えても発火しないマグネシウム合金になったのです。こうして世界初となる軽くて強くて燃えない新たなマグネシウム合金が誕生しました。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントは管理人の承認後に表示されますのでしばらくお待ち下さい(スパム対策)管理人からの返信はありませんがお気軽にコメントしてください。