エールフランス8969便ハイジャック事件|アンビリバボー

フジテレビの「奇跡体験!アンビリバボー」で恐怖のハイジャックについて放送されました。

 

1994年12月24日、エールフランス8969便はアルジェリアからパリに向けて飛び立とうとしていました。機内にはクリスマスを家族と過ごそうと期待に胸を膨らませた乗客たちが数多くいました。機長はベルナルド・ベネブ。このフライトを終えれば家族と過ごすクリスマス休暇が待っていました。

 

ところが出発前に機内に警察が入りパスポートのチェックが行われました。当時のアルジェリアはイスラム武装集団の反政府組織と政府軍が激しく対立していました。そんな中、組織のリーダーが政府軍に拘束され国全体が不安定な状態でした。しかし、空港にはアルジェリア政府からのパスポート確認要請など入っていませんでした。管制塔と8969便は連絡が取れず、不審に思った空港スタッフの通報により機体は警察によって完全に包囲されていました。警察を名乗って機体に入ってきたのはテロリスト集団だったのです。テロリストのリーダーはアブドラ・ヤヒア。テロリストたちはパリへ行き記者会見を開き掴まっている仲間の解放が目的だと言いました。しかし、飛行機はタラップがついていました。アルジェリア政府はテロに屈しない姿勢を示しタラップを外させませんでした。テロリストたちは人質の1人に発砲しました。

 

一方、ハイジャックの連絡を受けたフランス政府はすぐさま危機管理チームを発足。事態を解決できるのはアルジェリア政府ではなくフランスの特殊部隊だと思っていました。この重大な任務を任されたのが若きエリートのコルネール・ファビエ。その中にはフランス特殊部隊のフィリップ・バルデリの姿もありました。

 

この頃、テロリストたちにも譲歩の気持ちが芽生えたのか女性や子供を中心とした63名の人質が解放されました。しかし膠着状態のまま25日に。機内には180名以上の人質がいました。警察に連れられて犯人グループのリーダーのヤヒアの母親が説得に当たりました。しかし、これは逆効果で人質のベトナム人外交官とフランス大使館につとめる男性客が射殺されました。

 

事件発生から37時間後、フランス政府の圧力に屈する形でアルジェリア政府は離陸を許可。しかし、犯人たちの真の目的はエッフェル塔に突っ込む自爆テロでした。ところが燃料がなく、パリに行くことは不可能でした。燃料を補給するためにエールフランス8969便はマルセイユ空港に着陸しました。

 

フランス特殊部隊はマルセイユ空港に特殊部隊を配置。犯人の乗る飛行機を誘導させました。犯人との交渉を担当したのはマルセイユ警察署長のアラン・ゲーハー。真の目的は自爆テロでしたが、犯人たちは世界に向けて自分たちの正当性を訴える声明を発表したいとも思っていました。そのため機内で記者会見を開くという提案を受け入れました。記者会見のため人質を後ろに移動させることに成功。ところが記者が遅れていることに腹を立てた犯人たちはエールフランス8969便を移動させました。犯人たちはタイムリミットは17時と言ってきました。

 

17時8分、フランス特殊部隊による突入作戦が開始されました。17時14分に犯人グループのリーダーであるアブドラ・ヤヒアは射殺されました。機体後方から乗客を救出。副操縦士はコックピットの窓から脱出。突入から30分後にはテロリストたちは全員射殺されました。人質たちは全員無事に救出されました。それは事件発生から54時間後のことでした。




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