女性の貧困 サイレントプアの実態|あさイチ

NHK総合テレビの「あさイチ」でサイレントプア声なき女性の貧困について放送されました。

 

首都圏の家賃5万円以下の賃貸物件を専門に紹介する不動産会社が、独身で収入の低い女性たちの人気を集めています。当初、20代の男性をターゲットとしていましたが客の7割近くが女性です。アルバイトを転々として貯金もないという女性が紹介してもらっていたのは家賃4万4000円のシェアハウス。こうした物件はほとんどがその場で決まってしまうと言います。社長の吉岡憲史さんによると、6万円7万円の家賃を払うのは苦しい、早く家賃を下げたいという意向があるので判断が早いそうです。

今年、単身女性の3人に1人が貧困に陥っているという驚きの調査結果が発表されました。税金を引いた年間の所得112万円未満の人たちです。そうした女性たちは誰にも相談できず孤立感を高めています。

 

貧困にあえぐ派遣女性

愛知県に住むC子さん(33歳)はメーカーで派遣社員として働きながら一人で暮らしています。C子さんは大学卒業後、広告関係の会社に正社員として入社しましたが、上司から度重なる嫌がらせを受け1年で退職を余儀なくされました。その後は派遣で働きましたが、当時は仕事も沢山あったと言います。しかし30歳を過ぎたあたりからぷっつりと仕事が見つからなくなりました。あったとしても1ヶ月や10日、イベントの時のみということがほとんど。面接を受けても不採用のメールが届くことばかりでした。ようやく4月から1年契約の派遣の仕事をしていますが、収入は一月13万5000円。家賃は7万7000円。生活費が足りない時に50万円の借金をしてしまい、その返済も大きくのしかかっています。電気もしばしば止められるようになり、もっと安いアパートに引っ越したいと考えましたが、仕事が不安定という理由で断られてしまいました。C子さんの食費は1日400円。冷凍食品やこんにゃくなど安くすませられるものがほとんどです。さらにC子さんはインターネットの試食サイトを利用しています。感想を書くのが条件で送料を負担すればレトルト食品やインスタント食品を送ってもらうことができるのです。

 

非正規雇用の高校教師

関東地方の私立高校で社会科教師をしているS子さん(29歳)は1年契約の非正規雇用の先生です。給料はコマ給といって50分の給料1コマいくらで支払われます。多い日は1日5コマ、6月は11日授業があったので給料は15万円でした。しかし、夏休みの8月は授業が全くないため収入はゼロ。さらに9月は秋休みで収入は5万3000円でした。収入はアルバイトも入れて平均13万円。家賃は3万3000円、食費は3万円に切り詰めていますが生活はギリギリです。

 

母子世帯の貧困

A子さん(41歳)は大学、高校、中学に通う3人の子供を育てながら日中はデリバリーヘルスで働いています。夕方、仕事を終えると日払いで現金を受け取ります。5時間働いて客は1人、受け取った金額は6000円でした。A子さんの一ヶ月の収入は多い時で20万円。家族4人で暮らす6畳1間の家賃が6万円。子供の学費などに7万5000円払い、借金の返済に3万円払っています。4年前にうつ病を発症し、働けなかった3年間で借金が900万円にまで膨れ上がりました。生活費はほとんど残らず、電気・ガス・携帯電話が止められてしまうことも度々あります。夫とは女性問題が原因で長い間別居状態。養育費も貰っていません。なす術のない生活に無力感を感じる毎日だと言います。

 




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