チャイルド・プア 貧困に苦しむ子どもたち|特報首都圏

NHK総合テレビの「特報首都圏」でチャイルド・プア急増について放送されました。今、経済的な理由で学校に通うのが難しく、就学援助を受ける小中学生の数が急増しています。全国で過去最多の156万人にのぼります。これは小中学生全体の16%、6人に1人になります。

 

中学2年生のさとしくん(仮名)は2年前、両親が経営していた会社が不況で倒産し多額の借金を抱えて家族で夜逃げをしました。全国各地を転々とし食事もまともにとれず、車の中で一夜を明かすことも少なくなかったと言います。普通の小学生だったさとしくんは6年生からの2年間、学校へも全く通えませんでした。今年5月、父親が生活保護を申請し夏からようやく学校生活に戻りました。しかし、2年間の勉強の空白を埋めるのは容易ではありません。勉強についていけず、学校にはほとんど行けなくなっています。

 

高校3年生のゆうこさん(仮名)は両親が離婚し、母親と妹、弟で暮らしています。母親が朝から深夜までパートで働いてきました。月の収入は16万円。家賃や食費などでギリギリの生活でした。生活のことを不安に思いましたが、ゆうこさんは友達にそのことを言うことが出来ませんでした。遊びに誘われても断るようになり、友達から孤立していったゆうこさんは不登校になりました。

 

20歳のあつこさん(仮名)は4歳の時に両親が離婚し、母親と妹と3人の家庭で育ちました。母親は幼い子どもを育てるために仕事でムリを重ね体を壊し5年前に亡くなりました。当時、中学生だったあつこさんは年金暮らしの祖父母の家に引き取られました。経済的に厳しい状況が続き、高校には入学しましたが1年で中退。自宅に引きこもる生活が続いています。今年、通信制の高校に入りましたが自立して生きていけるのか大きな不安を感じています。

 

さいたま市がNPOに委託し今年度から始めた学習教室では、経済状況の厳しい子どもたちを大学生のボランティアが教えています。週に2回の授業と教材にかかる費用は全て無料。現在120人の子供が参加しています。




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