母親の栄養不足が赤ちゃんの肥満関連遺伝子のスイッチをオンにする|最新遺伝子ミステリー

TBSテレビの「生命38億年スペシャル 最新遺伝子ミステリー 人間とは何だ・・・」で知らないと怖い胎児の遺伝子スイッチについて放送されました。

 

母親の知らず知らずの行動が我が子を危険にさらしてしまう可能性があります。1944年に起こったオランダ飢餓事件。第二次世界大戦末期、食料輸送が断たれオランダの国民たちは厳しい飢餓に苦しんでいました。わずかな食べ物を取り合う悲惨な状態が続きました。そして飢餓状態の妊婦たちから生まれた赤ちゃんたちは極度の栄養不足になりましたが、彼らは生き延びることができました。しかし、この赤ちゃんたちが大きくなると肥満・糖尿病・高血圧・心臓病など生活習慣病を発病。栄養失調から生き延びた赤ちゃんが大人になって生活習慣病に。母親の飢餓状態がお腹の中の赤ちゃんの遺伝子スイッチを押し体質を変えてしまったのです。その遺伝子とは肥満関連遺伝子です。

 

肥満関連遺伝子とは食べ物が少ない時代に栄養をためこんで生き延びようとする遺伝子です。終戦後、オランダの人々は高カロリーの食事を摂るようになりました。母親の胎内でスイッチを押された肥満関連遺伝子が活性化されて栄養が過度に溜め込まれ、やがて生活習慣病を発病。本来は生きるために必要だった遺伝子の働きが裏目に出てしまったのです。

 

これと同じ現象が現代でも起きています。妊娠中、極度のダイエットに励む女性たちが増え問題になっていますが、それが生まれてくる赤ちゃんに深刻な影響を与えると言います。母親が痩せすぎるとお腹の中の赤ちゃんが飢餓状態になってしまいます。その赤ちゃんが生まれた後、高カロリー食を与えすぎると肥満関連遺伝子のためオランダ飢餓事件と同じような状況に陥り生活習慣病になる可能性が高いのです。




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