イタリア・リモーネ村の長寿遺伝子アポA1ミラノ|世界ふしぎ発見!

TBSテレビの「世界ふしぎ発見!」不老長寿の遺伝子を追え!でイタリア・リモーネ村の長寿遺伝子アポA1ミラノについて放送されました。イタリアのアルプスの麓、人口1000人のリモーネ村は遺伝子と長寿の因果関係が詳しく解明された場所です。リモーネ村は1932年にトンネルが開通して国道が通るまでは、船でしか来ることが出来ない陸の孤島でした。

 

1974年、リモーネ村出身のヴァレリオという青年が消化器系の病気で入院したことが不思議な遺伝子発見のきっかけでした。採血検査の結果、善玉コレステロールが正常の人の4分の1しかなかったものの、ヴァレリオの心臓や血管は正常に動いていました。善玉コレステロールの役割は血管の内側についた有害なコレステロールを吸い取り排出すること。ヴァレリオの数値だと普通なら血管が詰まり心臓の疾患を起こしているはずでした。ミラノ大学チェーザレ・シルトリ博士は不思議に思いヴァレリオの血液を詳しく調べました。するとヴァレリオの善玉コレステロールは普通の人とは違うたんぱく質で作られていることが分かったのです。数は少ないものの、通常の数倍の働きをして血管をつまらないように守っていたのです。

 

チェーザレ・シルトリ博士はヴァレリオから見つかったたんぱく質を「アポA1ミラノ(あぽえーわんみらの)」と名づけました。ヴァレリオの父親や親戚を調べると、同じものが見つかりました。博士はアポA1ミラノは遺伝によって受け継がれてきたと考え、リモーネ村の850人から採血した結果22人からアポA1ミラノが見つかりました。

 

チェーザレ・シルトリ博士はいつの時代からアポA1ミラノが引き継がれてきたのか調査するため歴史学者の協力を得て、彼らの血縁関係を調べました。すると、1644年に結婚したクリストフォロとローザであることが分かりました。2人のどちらかに突然変異が起きてアポA1ミラノが作られるようになり、その遺伝子が受け継がれてきたのです。現在、アポA1ミラノの遺伝子を持っている人は38人います。




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