シェーグレン症候群 体が乾いていく女性の苦しみ|ザ!世界仰天ニュース

日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」不思議な症状スペシャルで体が乾く恐怖の症状について放送されました。

 

2003年、イギリス・ラグビーに住むフィオナ・ソーウェル(41歳)は毎朝目が開けられないほどのヒドイ目ヤニに悩まされていました。慢性的な目の充血と異物感、眼科ではドライアイと診断されました。ドライアイは涙の量が減って目が乾き充血、痒み、痛みなどが出る状態。涙は目への水分補給や雑菌の侵入を防ぐ役割をしています。フィオナに処方されたのは目薬。しかし、1ヶ月経っても良くなりませんでした。

 

実はフィオナは膠原病に侵されていたのです。膠原病(こうげんびょう)は皮膚・関節・筋肉・血管などが炎症を起こすことによって皮膚や内臓などの全身組織に障害が出る病気です。日本では200万人もの患者がいると言われています。通常、免疫システムは体内にウイルスなどの異物が入ったとき、監視役の細胞マクロファージが働き「外敵発見」とTリンパ球へ報告。それを受け、抗体を作れとBリンパ球へ指令を出します。すると、その外敵に対し抗体という武器を作り出し攻撃。これが体を守る作用です。しかし、膠原病患者の場合、自分の体の組織や成分を外敵と勘違いし自分の体に攻撃を加えてしまい、炎症を引き起こしてしまうのです。

 

フィオナはドライアイに加え、異常な喉の渇きにも襲われるように。乾きで鼻の奥まで痛むようになり頻繁に鼻血も出ました。また強い眠気に襲われるようになり疲労感も感じました。フィオナの病名はシェーグレン症候群でした。シェーグレン症候群は膠原病の一つで主に唾液腺や涙腺を代表とする外分泌腺を自ら攻撃してしまう病。シェーグレン症候群の患者の30%は肝臓や腎臓、肺にも障害が及び5%がリンパ腫まで至ります。フィオナが苦しんだ疲労感は目や喉など潤いが必要な部分が乾燥するためストレスから疲労感につながったと考えられています。あらわれる症状によって診察をうける病院が違うことが多いため、シェーグレン症候群という病名までたどり着かないケースが多いのです。

シェーグレン症候群は原因が解明できていないため、根本的な治療法は開発されていません。現在は体にあらわれる症状に応じて対処療法を行うことが多いです。




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