つぶやかずにはいられない ~SNS5000万人時代~|特報首都圏

NHK総合テレビの「特報首都圏」でつぶやかずにはいられない~SNS5000万人時代~が放送されました。

 

輝く私を見て

東京都内に住む瀧口壽乃(たきぐちひさよ)さん(27歳)は建築会社で働いています。SNSでは学生時代の友人など200人と繋がっています。瀧口さんが乗せるのは飲み会や旅行など日々の出来事。SNSでは多くの人々が瀧口さんのように毎日何度も投稿しています。瀧口さんはSNSを使うようになってから日々の過ごし方に変化が出たと言います。友人との食事は割高でも豪華な内装や料理など写真栄えがするお店を選びます。食べる前にまずは写真撮影。写真の撮り方にもこだわりがあり、コメントをつけたら即投稿します。

瀧口さんがSNSを始めたのは2年前。当初は日々の出来事を記録する日記代わりに使っていました。しかし、徐々に使う目的が変わっていったと言います。結婚を前提に付き合っていた男性と半年前に別れた一方で友人たちは次々と家庭を築いていきました。2ヶ月前に心機一転転職しましたが、新しい仕事になかなか慣れず落ち込むこともしばしば。今後への焦りや不安が募る中、頑張っている自分を認めるためにSNSを使っているのです。友人から寄せられる反響で仕事や恋愛などに前向きな気持ちを取り戻せると言います。

 

多くの友達が欲しい

役者を目指して都内の専門学校に通っている桜井隼人(さくらいはやと)さん(20歳)はSNSで新たに知り合った500人の友達がいます。桜井さんはSNSの中で趣味や嗜好の異なる友達に合わせていくつもの登録名を使い分けています。音楽仲間を集めたSNSや愚痴を言うためのSNSなど。集団の中で反対意見や文句を言う人がいると簡単に排除します。桜井さんには実生活でも専門学校のクラスメイトなど友人がいます。友人といるときは場の空気を読みながら相手を否定することがないよう会話に注意していると言います。

 

胸の内を吐き出したい

都内に暮らす竜崎貴也(りゅうざきたかや)さん(21歳)は多い時には1日100件以上つぶやいています。繋がっているのは、多くは顔も知らない人たち。日常生活では言えない胸にたまった思いを吐き出しています。竜崎さんが頻繁に呟くようになったのはここ半年ほど。今年の春まで有名私立大学の学生で音楽サークルにも入っていました。いつも練習を共にするメンバーたちとは何でも言い合える関係が築けていると考えていました。ある日、雰囲気を引き締めようと「もっと真剣に練習しよう」と呼びかけた竜崎さん。ところが、文句を言っていると受け取られ浮いた存在になっていきました。それ以来、人間関係に臆病になったと言います。竜崎さんは大学を中退し、今は居酒屋とコンビニでアルバイトをしながら暮らしています。将来への不安や焦りを感じると「無職ほど誰にも認められない存在はないな」などSNSに呟いていきます。そんなつぶやきに励ましや共感の反応が来ることが徐々に増え、何度も読み返すように。今、竜崎さんは再び大学に入りなおそうかと考えています。




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