石川ひとみのB型肝炎&薬の飲みすぎによる肝臓の悪化|世界一受けたい授業

日本テレビの「世界一受けたい授業」で冬に忍び寄る肝臓病の恐怖 最新研究でわかった新常識とは?が放送されました。紹介していたのは横浜市立大学大学院主任教授の中島淳(なかじまあつし)さんです。肝臓疾患の死亡者数は冬の時期に増加します。冬は運動量が少ないのに新年会など飲食の機会が増えます。すると、消費されない脂肪が肝臓にどんどん蓄積。健康だった肝臓が全体的に硬くなり肝硬変に、さらには肝臓がんへと進行してしまう危険性もあるのです。肝臓病はお酒を飲むオジサンの病気と思ったら大間違いです。今や小学生や若い女性にも危険が広がっているのです。

 

肝臓がんの原因でお酒はわずか5%です。80%は肝炎ウイルスです。肝炎ウイルスにはいくつかの種類があります。最も多いのがC型肝炎ウイルス、続いてB型肝炎ウイルスです。

 

石川ひとみさんを襲ったB型肝炎

1981年、「まちぶせ」の大ヒットで一躍人気歌手となった石川ひとみさん。しかし、人気絶頂だった彼女を突然病魔が襲いました。それは1987年、初主演のミュージカルが決まり連日リハーサルを行っていた時のことでした。突然これまでに感じたことのないほどの疲労感に襲われました。症状は日増しに悪化し、2週間程経ったある朝、強烈なめまいと強い吐き気に襲われました。石川ひとみさんはそのまま病院へ緊急搬送されました。医師から告げられた病名はB型肝炎でした。

B型肝炎とはウイルスの感染によって肝臓が炎症を起こし肝細胞が破壊される病気です。石川ひとみさんの肝臓はボロボロで1ヶ月以上寝たきり状態になってしまいました。体重は42kgから36kgまで落ちたと言います。B型肝炎ウイルスは全てを取り去ることはできません。発症を抑えながら一生付き合っていかなければなりません。

石川ひとみさんがB型肝炎ウイルスになった原因は母子感染でした。B型肝炎ウイルスは主に血液で感染します。出産のさい、母親の血液中のウイルスが赤ちゃんに侵入し感染してしまうのです。

 

1986年からB型肝炎の母子感染防止対策がとられています。まず、赤ちゃんが生まれる前にお母さんの血液検査をして、B型肝炎に感染していれば生まれてきた赤ちゃんにワクチンを打ち退治することができます。B型肝炎とC型肝炎はタトゥーやピアス、カミソリの共有などで感染することもあります。

肝炎ウイルスの検査は簡単な問診と採血をするだけです。無料で受けることができる医療機関も多いので、ぜひ一度受けてみてください。早期に発見することで発症を抑えることができます。現在は治療法も進んでおり9割以上がC型肝炎を治すことができます。

 

薬の飲みすぎによる肝臓の悪化

最近、決められた用量以上に薬を飲む人が多いと中島先生は言います。また病気が治っているのに薬を飲み続ける人も多いそうです。体内に入った薬は最終的に肝臓で分解されます。しかし、決められた量を超えて薬を飲みすぎると肝臓に負担がかかってしまうのです。最悪の場合、急速に肝細胞が壊死していく劇症肝炎になることもあります。こうなってしまうと肝臓移植などをしないと助からない場合も多いのです。薬は必ず用法・用量を守って飲みましょう。


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