胃の不調の原因&機能性ディスペプシア|健康カプセル!ゲンキの時間

TBSテレビの「健康カプセル!ゲンキの時間」で年末年始の胃のいたわり方について放送されました。胃の不調の原因は胃酸、胃の動きが関連しています。

 

逆流性食道炎

胃酸は消化に大きく関わり金属さえ溶かすほどの強い酸性です。胃の壁はその胃酸から粘液や胃粘膜で守られており、食道にも粘液はありますが胃粘液ほど強くありません。そのため胃酸が逆流すると荒れてしまうのです。食道と胃をつなぐ下部食道括約筋は、食事中に食べ物を送るために開いていますが普段は胃酸の逆流から食道を守っています。ところが、脂肪分の多い食事は消化しにくく、そのぶん胃にも負担がかかります。すると、消化を手助けするホルモンが十二指腸から分泌されます。このコレシストキニンには括約筋を緩めてしまうという作用もあり、胃酸が逆流しやすくなってしまうのです。

また、前かがみになる姿勢をとっていると腹圧が上がってきます。すると、お腹などで胃を圧迫。結果、胃酸が逆流しやすくなるのです。

 

年末年始はご用心 辛い胃痛を起こす原因!?

胃酸は胃に食べ物があれば消化に使われるため胃を傷つけませんが、問題は空腹時。特にアルコールは胃酸の分泌を促すため飲みすぎると胃酸が過剰に増えた状態に。しかもアルコールは胃を直接傷つけます。そして、空腹時に増えた胃酸がその傷口をさらに刺激。痛みを引き起こしてしまうのです。

 

荒れた胃に優しい食べ物

そんな胃を守るのは胃粘液。その主な成分はムチンです。ムチンは食品に含まれるネバネバのもと。山芋や里芋、レンコン、なめこなどに多く含まれます。食事でムチンを摂れば胃の粘膜を潤し保護する働きがあるのです。もう一つオススメの成分がビタミンUです。キャベツやブロッコリーに多く含まれており、傷ついた胃粘膜の修復を促進します。ビタミンUは水に溶けやすいので調理は茹でるより蒸すようにしましょう。

 

心の不安は胃の不調

人はストレスを感じると、自律神経の交感神経が優位の状態になり胃の機能が低下してしまいます。胃は食べ物が入ってくると消化のために動いたり胃酸などを出したり様々な活動をします。これらが胃の動き。しかし、この機能が低下すると食べ物を溜められなくなったり消化に時間がかかるなどの症状が出ます。

 

機能性ディスペプシア

ストレスが原因の胃の不調が現代人に増えている機能性ディスペプシア。2013年に診断名として認められました。ディスペプシアとは消化不全という意味です。日本人の5~6人に1人が罹患の可能性があると言います。

 

機能性ディスペプシアの診断基準

1、みぞおちの痛み・灼熱感
2、食後の辛い胃もたれ
3、すぐお腹がいっぱい
4、胃に病気の原因が見当たらない

 

正常な胃は食後すぐに上部が拡張し、食べ物をしっかり貯蔵し蠕動運動が始まります。ところが、機能性ディスペプシアの胃は食後すぐにも関わらず食べ物が胃の底へ。消化機能が正常に働かないのです。さらに、胃酸が出過ぎているわけでもないのに胃に激痛を感じやすくなる内臓性知覚過敏という症状も発症します。異変を感じたら消化器の専門医に相談しましょう。


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