高さ40m細長い岩の上に建つ家で修行をするマキシムさん|アンビリバボー

フジテレビの「奇跡体験!アンビリバボー」世界びっくり不動産で細長い岩の上に建つ家について放送されました。

 

細長い岩の上に建つ家はグルジア・カツヒ村にあります。カツヒ村は周囲を山に囲まれた人口90人という小さな村です。細長い岩の上に建つ家は高さ40mの岩の上にあります。現地の人によると、かつてこの細い岩は山脈の一部であり、地震によって山が崩れたさい、この部分だけが残ったそうです。現地の人々はこれを「巨大な崖」と呼んでいます。村人の情報によると岩の上に建つ家に住んでいるのは神父をしているマキシム・カブタラドセさんです。

 

マキシムさんが崖の上に住む理由は彼の宗教が大きく関係しています。キリスト教の一派であるグルジア正教では標高の高い場所は神に近い所だと考えられています。信者の幸せを祈ることが神父の修行なのですが、中でも最も厳しい修行のひとつが俗世と完全に隔離された神に近い場所で祈りをささげ続けるというもの。しかも、この修行に終わりはないのだと言います。マキシムさんが住む崖は1000年以上も前から修行の場所として使われていましたが、そのあまりの厳しさゆえここ数百年もの間挑戦する者はいなかったのです。現在、崖の上にある建物は数百年ぶりに苦行に挑戦しようというマキシムさんの為にグルジア正教が近年改めて建設したもの。資材は滑車やロープを使って運搬したと言います。今から20年前、結婚もせず定職にも就かず酒に溺れる日々を送っていたマキシムさん。その生活を変えるべく神父になることを決意し、14年前から崖の上での修行を始めました。

 

崖の上の総面積は意外に広く120㎡。教会がひとつとマキシムさんの住居と倉庫があります。食料は弟子たちが1日1回、滑車とロープを使い上にあげます。家に電気は通っていますが、ガスや水道はありません。電気は夜間、聖書を読んだりする時のための電灯専用。テレビやラジオやパソコンといったものは一切なく、世間から隔離された生活を送っています。マキシムさんの一日は深夜から始まります。2時半に起きて、そこから3時間かけてお祈りをします。その後、睡眠をとり9時から再び2時間のお祈り。11時に食事を摂って聖書を読んだり教会を掃除したりして過ごします。そして5時から再び2時間のお祈りをして夕食。1日の最後にもう一度聖書を読み22時に就寝します。マキシムさんは14年もの間、同じ生活を送っています。崖から降りてくるのは週2回、下の教会でお祈りをする時だけ。その時にお風呂に入ったり洗濯をしてまた崖の上に戻るのです。日常生活から隔離された崖の上で、休みなく毎日修行を続けているマキシムさん。細長い岩の上に建つ家は人生をかけて祈ることを決意した男が住む神聖な建物だったのです。




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