ハンパーインフレが起きた独裁国家ジンバブエ|ありえへん世界

テレビ東京の「ありえへん世界」で8億円が1円に!ハンパーインフレが起きた独裁国家ジンバブエについて放送されました。

 

ジンバブエ共和国は1980年に100年以上に及ぶ白人支配から独立。その立役者が独立闘争の英雄ロバート・ムガベ大統領です。ムガベ大統領は1987年に63歳で大統領に就任して以来、89歳になるまで26年間に渡り国家元首として君臨。世界最高齢の大統領です。そんなジンバブエはアメリカCIAの情報を元に作成された世界悲惨な国ランキングで世界一を獲得。失業率は95%もあるのです。

 

さらにジンバブエを襲った最も悲惨な出来事がハイパーインフレ。ハイパーインフレとはお金の価値が極端に失われてしまい物価が急上昇してしまう現象。ジンバブエは約5年前にハイパーインフレが起こり、2008年11月の月間物価上昇率は796億%を記録。これは8億円のお金が1ヵ月後には1円の価値に下落してしまう計算になります。

 

ハイパーインフレの引き金となったのはムガベ大統領が実施した政策でした。元々ジンバブエは白人が経営する巨大農場が数多くある農業大国でしたが、2000年に白人の農地を強制的に取り上げ黒人に分け与える政策を実行。土地を手に入れ喜ぶ国民たちでしたが、黒人たちは農場経営のノウハウを知らなかったのです。そのため巨大農園は次々と荒れ地に。農業が著しく衰退してしまったのです。さらに白人農家を追い出したことで欧米各国から経済制裁を受け未曾有の食料不足に。このピンチを回避するためにムガベ大統領は近隣諸国から食料を緊急輸入しようとジンバブエドルを大量発行。しかし、あまりにお金を刷りすぎてしまいジンバブエドルの価値は大暴落。ハイパーインフレになってしまったのです。

 

現在ジンバブエはハイパーインフレから脱却するためジンバブエドルを廃止し、アメリカのUSドル、南アフリカのランドなど外国のお金を用いる複数外貨制を採用しています。その結果ハイパーインフレはおさまり、普通に生活ができるようになっています。ただしドル紙幣は流通していますが10セントコインなど硬貨が入ってこないため、おつりは飴玉やマッチなどで代用しているそうです。

 

ジンバブエは独裁国家と言われていますが、国民の多くは独立を勝ち取った英雄ムガベ大統領に不満を抱いていないようです。大統領の写真がついた大統領グッズはタダでもらえるそうです。そしてジンバブエでは就職が困難なため、多くの人が個人事業主となってお金を稼いでいます。ジンバブエ人の平均月収は約1万2500円です。




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