チュチュプロジェクト|アンビリバボー

世界中のいたるところで、裸にチュチュという姿で写真を撮り続けるおじさんがいます。彼にはそうしなければならない理由がありました。

 

1985年、ボブ・キャリーさんは大学を卒業後、地元アリゾナで写真家として働いていました。彼は友達の紹介でリンダさんと知り合い、2年後に結婚。リンダさんはボブ・キャリーさんのアシスタントとなり公私にわたりサポート。子宝には恵まれませんでしたがいつも笑顔に包まれ幸せな生活を送っていました。

 

2002年、ボブ・キャリーさんのもとにバレエ団のプロモーションの依頼が来ました。ボブさんは裸にチュチュの写真を撮り、この写真は期せずして世間の評判を呼びました。

 

ボブ・キャリーさんとリンダさんは、今まで慣れ親しんだアリゾナを出てニューヨークへ引っ越しました。ところが、仕事の依頼はなかなか来ず、さらにリンダさんの乳がんが発覚。仕事は軌道に乗らずリンダさんの手術代、入院費など経済的にも追い込まれていました。それでもボブさんは妻の前ではつらい顔を見せず明るく振る舞いました。リンダさんも夫に心配をかけまいと気丈に振る舞いました。

 

しかし乳がん発覚から3年後、肝臓への転移が見つかりました。つらい治療で苦しむリンダさんに対し何もしてやれない自分が情けなったボブさんは、昔のことを思い出し裸にチュチュ姿で写真を撮ってリンダさんに見せました。この写真はリンダさんのつらい治療の助けになりました。ボブさんはリンダさんに新作を披露し続けました。リンダさんもその時だけは笑顔になり闘病生活のつらさを忘れることが出来ました。それはボブさんにとって何よりも嬉しいことでした。

 

しかし、実際は写真を撮る時に変質者と間違われたり通報されたりもしていました。それでも愛する妻の笑顔のためにボブ・キャリーさんは写真を撮り続けました。

 

2014年1月現在、リンダさんのがんは完治していないものの治療を続け元気に暮らせるほどの小康状態を保っているそうです。ボブさんのチュチュ姿の写真は2人を涙で明け暮れていた日々から、昔のように笑顔だった日々へと導いてくれました。

 

ボブ・キャリーさんは、乳がん患者を支援する団体「チュチュプロジェクト」を設立。ボブさんのチュチュ姿をつづった写真集の収益を、乳がんの治療が必要な患者のサポートのために寄付しています。チュチュプロジェクトはメディアに取り上げられ、今では病気を治療している人々の心の支えになっています。

 

「奇跡体験!アンビリバボー」

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