コミケに出展する一般企業|ワールドビジネスサテライト

テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」でコミケに出展する一般企業について放送されました。マンガやアニメを扱う日本最大の展示会コミックマーケット、通称コミケ。今ここに漫画やアニメとは接点のない一般企業の出展が増えています。企業が熱い視線を注ぐのは一体なぜなのでしょうか?

 

コミックマーケット、通称コミケは個人やサークルが自分の作品を販売するイベントで、有名なマンガやアニメを題材に独自にストーリーを描いた作品が多いのが特徴です。1975年に始まって以来、今回で86回目。参加サークルは約3万5000、来場客は3日間で60万人近くに及びます。

 

雪印コーヒーの「ゆきこたん」

乙女チックなキャラクターをモニターに映し出す雪印メグミルクのブース。主力商品の雪印コーヒーを配っていますが、そのパッケージにもキャラクターが描かれています。雪印メグミルクはイメージキャラクターを一般公募で作成。今では6種類のゆきこたんが。しかし、なぜ雪印がこのような戦略をとっているのでしょうか?雪印メグミルクの竹谷和章さんによると、若年層にアプローチができていないことが分かり、イベントに来る20代30代に少しでも多くアピールしたいからだそう。実は今、雪印コーヒーのメインの購買層は40代の男性。雪印は若者の支持を得ようとコミケに参加したのです。雪印は去年の夏からコミケに参加。反響も大きく、キャラクターをデザインした商品も発売したところ、出荷本数は1割以上アップ。コミケの威力を感じていると言います。

 

クルマメーカーも次々参戦

コミケを活用するのは若者離れが深刻な自動車会社も。会場の外にスポーツカーを展示したのはトヨタ系のショールーム「メガウェブ」86回目のコミケをトヨタのスポーツカー86が祝います。しかも展示されているのはただの86ではなく、「頭文字D」に出てくる車を再現したものです。わざわざ外に置いたのには理由が。コミケの来場前に並ぶ人たちに写真を撮ってもらい、それをツイッターで広めてもらいたいという狙いがありました。実際、ネットには86に関する書き込みやつぶやきが相次ぎました。そしてホンダも今回、初めてブースを出しました。なんとアニメを表現する場所として自動車を展示。車内では3分ほどのアニメが上映されます。

 

au人気アニメで親近感

auはアニメ「弱虫ペダル」とのコラボ。有志の社員がアニメのキャラクターになりきった動画を会場で公開しました。携帯電話各社は競争が激しくなる中で、料金などがほぼ横並びに。差別化が難しくなる中で若い世代にauに親近感を持ってもらうとコミケに出展したと言います。