カレー毒物混入事件と林眞須美死刑囚|激動!世紀の大事件

フジテレビの「報道スクープSP激動!世紀の大事件~目撃者が明かす10の新証言~」でカレー毒物混入事件と林眞須美死刑囚について放送されました。

1998年7月25日、和歌山市園部地区の夏祭りで事件は起こりました。地元の主婦らが作ったカレーを食べた67人がバタバタと倒れ、うち4人が死亡。捜査の結果、カレーには1皿で致死量にいたる猛毒ヒ素が混ぜられていました。人口1万人に満たない町で起きた毒物無差別殺傷事件。有力な証言を得られぬまま捜査は難航。しかし事件から1ヶ月、一組の夫婦に疑惑の目が向けられました。それが主婦の林眞須美(はやしますみ)死刑囚と夫の林健治(はやしけんじ)です。後に自宅からヒ素が押収された林夫妻。その成分はカレー鍋などに残されたヒ素と一致しました。さらに事件当日、一人で長時間カレー鍋の前に立っていたのは林眞須美だけでした。疑惑の女の登場に連日、多くの取材陣がつめかけました。しかし、林眞須美はひるむことなく報道陣に水をまき、メディアの追求も自ら受けてたちました。しかし、その疑惑をさらに深めたのは自らの夫にヒ素を飲ませ数億円にものぼる保険金を手にしていたという疑惑でした。ヒ素の後遺症なのか足を引きずる夫・健治さん。そして1998年10日4日、林眞須美が逮捕されました。その後、カレーにヒ素を入れ4人を殺害したとして死刑が確定しました。

しかし悪夢から16年、この事件にはいまだ解明されていない謎がありました。その事実は判決文にも記されています。それは林眞須美の動機。捜査当局はヒ素混入の動機は不仲だった近隣住民への腹いせと見ていましたが、供述は得られませんでした。

番組では林健治さんに取材をしていました。健治さんによると、ヒ素を使った保険金詐欺事件の首謀者は自分だったと言います。結婚当初、白アリ駆除業を営んでいた健治さん。仕事に使っていた薬品がヒ素でした。そんなある日、健治さんは知人から「ヒ素を毎日飲んでいたら免疫が強化されて健康になる」と聞かされました。その話を信じた健治さんは倉庫の端にこぼれたヒ素をほんのわずか指に付着させ舐めてみました。すると嘔吐が止まらなくなり緊急入院。病院で「わしが死んだらいくら入ってくるんや?」と聞くと、保険外交員であった林眞須美の母が「死なんでも障害が残れば同じくらい保険金が入るんやで」と言ったそうです。これが保険金詐欺の発端となりました。これにより2億円の保険金がおりたと言います。これに味をしめた健治さんは金がなくなるたびにヒ素を舐めるようになったと言います。このため林夫妻はお金にも困っておらず、この生活を事件によって壊す必要はなかったと、健治さんは今も林眞須美死刑囚を信じているそうです。