動脈硬化を防ぐ特殊な遺伝子を持つ村 アポA-1ミラノとポルタトーリ|駆け込みドクター!

TBSテレビの「駆け込みドクター!」で動脈硬化を防ぐ特殊な遺伝子を持つ村について放送されました。イタリアのリモーネ村は古くからレモン栽培が盛んで観光地としても人気があります。ここには動脈硬化を防ぐ特殊な遺伝子を持つ人がいるといいます。この特殊な遺伝子を持つ人は「ポルタトーリ」と呼ばれ、彼らは血液中のコレステロールを消す力を持っているのです。動脈硬化を防ぐ遺伝子の名はアポA-1ミラノ。発見されたのは35年前です。

 

1979年、リモーネ村出身のバレリオはミラノで会社の健康診断を受けました。善玉コレステロールの値は7で基準値の40以上を大きく下回っていました。ところが、再検査をしてもバレリオは動脈硬化を起こしていませんでした。その理由は通常の人にはないDNAにありました。バレリオの体からはアポリポプロテインA-1ミラノという特殊な遺伝子が見つかったのです。アポA-1ミラノは余分なコレステロールを回収する力を3~5倍も高める長寿の遺伝子。なぜかバレリオはこの動脈硬化を防ぐ遺伝子を持っていたのです。不思議に思った医師はバレリオの出身地リモーネ村を調査。するとリモーネ村にはバレリオと同じ動脈硬化を防ぐ遺伝子を持つ人が38人もいたのです。村の歴史を調べると祖先の一人に動脈硬化を防ぐ遺伝子を持つ人物がいました。バレリオたち38人はその遺伝子を受け継いでいたのです。その人たちはポルタトーリと呼ばれ一目置かれる存在です。現在リモーネ村にはアポA-1ミラノを持つ人が約50人いると言います。