高齢化するひきこもりの最前線|ビートたけしのTVタックル

テレビ朝日の「ビートたけしのTVタックル」で高齢化するひきこもりの最前線について放送されました。日本全国にいるひきこもりの数は推計70万人。ひきこもりというと中高生など思春期を迎えた子供に特有のものと思われがちですが、実は今就職や会社での人間関係などでつまずきひきこもってしまう30代40代の大人のひきこもりが問題となっています。30代40代のひきこもりともなれば、それを支える親もすでに高齢。経済的にも精神的にも大きな負担を強いられています。

 

東京・代々木にあるワンステップスクール伊藤学校は非行やひきこもりなど既存の学校でケアできない子供たちを専門に預かっています。ここで最近増えている相談が成人のひきこもりです。千葉県に住む70代の夫婦もそんな相談者です。47歳の息子が13年間自宅にひきこもっていると言います。大学受験に失敗した息子は親に400万円の借金をしてパソコンソフトの開発会社を興すも5年で廃業。その後、転職を繰り返し株でも失敗。800万円の借金を作り自宅に戻ってきました。仕事を探して自立し家を出ると何度も約束する息子。誓約書まで書かせましたが守られていません。そんな30代40代の大人のひきこもりをどんな手を使ってでも部屋から出すというプロフェッショナルがワンステップスクールの廣岡政幸校長です。そんな廣岡さんのもとには相談が途切れることがありません。

 

千葉県に住む73歳の男性も息子との生活に疲れ切っています。息子は現在41歳。都内の大学に進学するまでは順調でしたが、就職活動に失敗。以来、一度も仕事に就いたことはなくひきこもり生活を送っていると言います。男性は現在、息子から離れ高齢者施設で生活を送っています。息子は食品を買っては腐らせ家をゴミ屋敷にしてしまっています。6年前に母親が亡くなってからゴミ屋敷の状態になったと言います。41歳の息子は廣岡さんの3時間の説得に応じ家から出ました。自立を目指しワンステップスクールの寮に入ることになりました。1年ぶりに風呂に入り、爪を切った彼は社会復帰への道を歩み始めることになりました。

 

廣岡さんによれば、彼らに必要なのは親元を離れること。そのため、まずは何が何でも部屋から出します。そして完全に親の手から離れたところで初めて自立した生活を目指せるのだと言います。

 

千葉県市原市にあるワンステップスクール伊藤学校千葉校はそんなひきこもり生活から社会復帰を目指す生徒が共同生活を送る場所です。14歳から47歳まで、ひきこもりの他さまざまな問題を抱えた生徒40人が寮生活を送っています。ここでも近年、成人の割合が増え現在半数が20歳以上。30歳以上は8人もいます。自立を目的とするここでは食事の準備や掃除など全て生徒自身に行わせています。人のために食事を作ることで、それがいかに大変か有難いことなのか気づく生徒が多いと言います。部屋は基本4人部屋。同室で過ごすルームメイトのコミュニケーションが社会復帰に向けての第一歩となります。掃除や寮の仕事は全てグループで行います。社会復帰に向けて他人と共同で作業することが重要なのです。ちなみに運営するスタッフは全てこの学校の卒業生です。大人のひきこもりの場合、寮生活になじむまで時間がかかる場合が多いと言います。10代でこの寮にやってきた人の中には新たな目的として有名大学へ進学する人も多いですが。30代40代となった大人のひきこもりの場合、そんな目的を見つけることすら容易いことではありません。

 

ひきこもりとニートの違い

[ひきこもり]
・仕事や学校に行っていない
・家族以外の人とほとんど交流がない
・6ヶ月以上自宅にひいこもっている

[ニート]
・仕事や求職活動をしていない15~34歳
・学業や家事をしていない独身者


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