軽度認知障害|健康カプセル!ゲンキの時間

TBSテレビの「健康カプセル!ゲンキの時間」で軽度認知障害について放送されました。現在、日本の高齢者の約460万人がかかっているという認知症。その一歩手前の状態を軽度認知障害(MCI)と言います。実はこの状態の人も推定400万人いると言われています。つまり800万人以上の人が認知症またはその予備軍なのです。実は軽度認知障害の状態であれば回復することが可能です。

認知症の一歩手前である軽度認知障害はもの忘れは多いものの日常生活には影響がないという状態です。しかし、この状態の時こそ注意が必要なのです。

 

軽度認知障害チェック

1、よく会う人の名前を忘れてしまう
2、用があって部屋を移動したのに何をするか忘れる
3、人と会う約束を忘れてしまう
4、昨晩のおかずを忘れる
5、同じ本を買ってしまう

 

危険なもの忘れはどれ?

2、3、5は危険なもの忘れです。最近の出来事や直近の予定を覚えていない物忘れは危険なもの忘れです。記憶には3つの段階があります。1つ目は物事を覚える段階。目や耳などから取り入れた情報はまず脳の中の海馬に入ることで覚えることができます。その記憶は海馬で必要なものか、そうでないかに選別され、記憶の種類によって脳の様々な部分に保存されます。これが2つめの脳に記憶を貯める段階。そして3つ目が覚えた記憶を思い出す取り出す段階です。情報が必要になると脳の前頭前野で検索され貯めている記憶を取り出してくれるのです。通常のもの忘れはこの記憶を取り出すことが難しくなっている状態です。人の名前を思い出せないのは、その人のことを知っているけど名前だけが取り出せない状態です。昨晩のおかずを思い出せないのは昨晩食事をしたことは分かっているけどおかずの記憶だけが取り出せないということなので、どちらもセーフなもの忘れと言えます。

しかし、危険な物忘れはそもそも第一段階の覚える段階で問題が起きています。覚える段階に異変が起きるのが数種類ある認知症のうち最も患者の多いアルツハイマー型認知症。これはアミロイドベータなど異常なたんぱく質が脳内に溜まって神経細胞を壊し記憶を司る海馬が縮んでしまう認知症。海馬に問題が起こることで記憶の第一段階である覚えることが難しくなってしまうのです。

 

軽度認知障害の意外なサインとは?

・決まった曜日に通っていた病院の通院日を間違える
軽度認知障害になると見当識の機能が衰えやすくなり初期症状として毎日変わる曜日が分からなくなるということが起こってしまうのです。

・財布を誰かがとったと思う
物盗られ妄想は認知症の代表的な初期症状の一つです。

 

認知症一歩手前から回復!

軽度認知障害から回復するためには脳の認知呼び力を高めることが重要です。認知予備力とは脳内に張り巡らされた神経細胞ネットワークの強さのこと。アミロイドベータなどにより神経細胞が壊されてもネットワークが強ければ他の生きている神経細胞がその機能を補い認知機能を保つことができるのです。


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