片頭痛と周期性嘔吐症|ザ!世界仰天ニュース

小林史弥くんは、2歳の頃から嘔吐を繰り返し、病院へ行くと自家中毒と診断されました。自家中毒は現在は周期性嘔吐症と呼ばれ、2~10歳前後の子供が頻繁に嘔吐や腹痛を引き起こす病気です。精神的ストレスが主な原因とされ、顔面蒼白になり腹痛や嘔吐が数日間続いてしまうこともあります。

 

実は、この周期性嘔吐症は今注目されています。それは周期性嘔吐症片頭痛に深い関係があることが分かってきたからです。

 

 

周期性嘔吐症は、神経伝達物質セロトニンが多量に放出され起こるとされています。セロトニンが放出されると、血管は収縮しますが、放出量が多いとその反動で膨張します。すると、膨張した血管が三叉神経を圧迫。これが片頭痛となります。

 

ところが、幼い頃は脳内の神経が未発達なため実際には頭痛があっても認識されないことが多いです。通常、周期性嘔吐症は成長すると自然治癒することが多いですが、嘔吐症がおさまっても脳内の神経が発達することにより、片頭痛に移行してしまう場合があるのです。つまり、幼い頃に周期性嘔吐症だった子供は、大人になって片頭痛を発症するリスクが高いのです。

 

史弥くんの場合、小学校高学年になっても周期性嘔吐症が続きました。時間や場所に関係なく嘔吐に襲われ、一度嘔吐の症状が出ると何も食べられなくなりました。水を飲んだだけで吐き気が出ることも。そんな史弥くんは次第に頭痛に襲われるようになりました。薬を飲んでも良くならないため、心配した母は病気の記録ノートを作成しました。

 

史弥くんが中学生になった頃、疋田敏之医師に出会いました。血液検査や尿検査を行い、新しい薬を試すうち、嘔吐が減り学校を休むこともなくなりました。ようやく体に合う薬が見つかったのです。現在20歳になった小林史弥さんは頭痛も嘔吐もないと言います。

 

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