佐伯チズの過去「指切断・夫の死で精神錯乱」|爆報!THEフライデー

佐伯チズ(さえきちず)さんは、2004年にローションパックを紹介し一躍ブレイク。ゴッドハンドと呼ばれる彼女の美容法を紹介した書籍は500万部の大ヒットに。彼女の代名詞の美容界ナンバー1といわれる美肌、71歳にして驚きの美しさが世の女性から絶大な人気を得ています。

しかし、そんな真っ白なイメージを持つ佐伯チズさんの過去は真っ黒でした。

佐伯チズの生い立ち

佐伯チズさんは1943年、中国・満州で生まれました。時は第二次世界大戦の真っ只中。終戦と共に家族は日本へ帰国。しかし、父親が愛人と駆け落ちし、佐伯チズさんと母を残し姿を消しました。残された母は闇米の取引で生計を立てました。

ところが9歳の時、母親が取引先の男と駆け落ち。わずか9歳で両親に捨てられてしまったのです。その後は祖父母に育てられ、暗く孤独な少女時代をすごしました。

夫との出会い

佐伯チズさんは、1963年に佐伯有教(さえきありのり)さんと出会いました。カメラの製造技師だった彼に美容サロンの就職を相談したのがきっかけでした。有教さんは佐伯チズさんの全てを愛してくれる理想の男性でした。

そして1967年に2人は結婚。夫との結婚生活は理想的なものでした。しかし、結婚から3年後に流産。さらに33歳の時、ドアに指をはさまれ左手の中指を切断してしまいました。接合手術は成功したものの後遺症で指先の麻痺が残ってしまいました。

夫の死

1983年、夫の肺がんが発覚。末期の状態で手術で切除するのは不可能でした。さらに、すい臓にも転移が進んでいました。告知から1年半後、有教さんは亡くなりました。

絶対壊れない家庭を作りたいと願った佐伯チズさんですが、再び天涯孤独となりました。2人で撮った写真を部屋一面に飾り夫の名を叫ぶ日々。佐伯チズさんは深い喪失感で心が壊れてしまったのです。そして夫の骨を食べたと言います。

そんな精神錯乱の日々が1年以上も続き、43歳にして髪が全て白髪に。しかし、皮肉にもボロボロになった顔が佐伯チズさんを救う転機となりました。

美のカリスマへ

夫の愛してくれた顔に戻りたいと毎晩マッサージを続け、当時はまだ珍しかったローションパックを行いました。そして1年後、美肌を取り戻し美生活アドバイザーとして夫に愛された美容法を広め続けていくうちに美のカリスマとして成功をおさめるまでになっていました。

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