がんを兵糧攻め 抗がん剤の副作用をなくせ|夢の扉+

TBSテレビの「夢の扉+(ゆめのとびらプラス)」でがんを兵糧攻め抗がん剤の副作用をなくせ!が放送されました。人類最大の敵がん細胞と闘い末期がん患者に多くの希望を与えているがゲートタワーIGTクリニック院長の堀信一(ほりしんいち)さんです。ゲートタワーIGTクリニックに来院する患者の多くは末期のがん患者たち。手術や放射線など通常の治療はできないと言われた厳しい状態の人たちですが患者たちの表情は明るいです。堀さんのがん治療とはどんなものなのでしょうか?

 

市村茂さん(65歳)は1年前に腎細胞がんの外科手術を受けたものの肺へ転移。抗がん剤治療などを行ってきましたが期待する効果は得られず堀信一さんのもとを訪れました。ゲートタワーIGTクリニックで治療を始めて1ヶ月、2.5cmの肺がんが見た目には跡形もなく消えていました。堀信一さんが行うのは外科手術でも放射線治療でもありません。がんへの栄養を止めるというものです。

 

実はがん細胞は栄養をとるために体内から新しい血管を作らせています。その栄養を送る血管を塞ぐことでがんを徐々に弱らせ死滅させるのです。まさに兵糧攻め。動脈塞栓術と言います。がんの兵糧攻めに欠かせない医療器具がマイクロカテーテル。足の付け根の動脈から挿入し血管の中をたどって患部に到達させます。一見痛そうな治療に思えますが血管の内側には痛みを感じる神経はありません。治療のさい全身麻酔をする必要もないのです。

 

堀信一さんはかつて大病院の放射線科医として多くのがん患者を診てきました。通常の抗がん剤治療では全身に薬が回ることから脱毛や吐き気などの副作用で患者たちは苦しんでいました。抗がん剤をがん細胞に狙い打てば副作用は減らせます。それにはカテーテルを使えばいいと考えたのです。研究を重ね13年前にカテーテル治療専門のクリニックを開業しました。

 

患者への負担が少ないカテーテル治療ですが課題もあります。がんに対する動脈塞栓術は他の病院でも行われていますが、ほとんどは治療実績の多い肝臓がんのみです。他の臓器を治療するには掘信一さんのような高度な技術が不可欠です。この治療法を開拓してきた堀信一さんの症例数は1万以上。世界屈指の腕を持っています。その技術を学ぼうと世界中の医師が堀信一さんのもとに集まってきています。

 

今、堀信一さんが取り組んでいるのはマイクロカテーテルの改良です。通常のマイクロカテーテルは柔らかすぎて血管の中を通すのは難しいです。そこで芯となるガイドワイヤーを使ってコントロールするのが一般的なやり方です。ただカテーテルを使うにはガイドワイヤーを引き抜かなくてはならず、その分治療時間が長引きます。そこで堀信一さんはガイドワイヤーが必要ないカテーテルを考案。堀さんはハイレックスコーポレーションと新型のカテーテルを共同開発してきました。そして2015年9月、新型カテーテルができました。


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