夏バテの新原因 うつ熱&疲労回復物質FR|たけしのみんなの家庭の医学

テレビ朝日の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」で夏バテの新原因について放送されました。

 

1、うつ熱

うつ熱とは身体の熱をうまく放出できず熱がこもり体温が異常に上昇し、ぼーっとしたりだるいなどの症状が引き起こされる状態のこと。この状態を私たちは夏バテと感じてしまうことがあるのです。うつ熱になる人とならない人の違いは汗のかき方です。人は体温が上がると汗をかきます。この汗が蒸発するさい、身体の熱を奪ってくれるため体温を下げることができるのです。私たちの身体には約200万個以上の汗腺があります。体温が上がると汗腺は血液中から塩分だけを吸い上げます。すると塩分に引き寄せられて水分が充満し汗となります。この時、汗腺はほとんどの塩分を再び血液中に戻し、ほぼ水だけになったものを汗として皮膚の表面へと送り出します。ところが汗腺の機能が落ちていると塩分を吸い上げる力が低下し汗の量が減少。さらには塩分を血液中に戻す働きも落ちるため量が少ない上に塩分の濃い汗になってしまうのです。塩分の濃い汗は普通の汗に比べて蒸発しにくく、より体の熱を放出できなくなります。そのため体内に熱がこもるうつ熱状態を招きやすくなるのです。近年増えている熱中症患者の中にもうつ熱を招く汗腺の機能が低下した人が少なくないと言います。

 

汗をかけなくなる大きな原因は暑熱順化ができていないことです。暑熱順化とは身体が夏の暑さに慣れること。人の身体は寒い時期はあまり汗をかく必要がないため汗腺の機能が低下した状態にあります。しかし夏が近づき気温が上がってくると、それに合わせて汗腺の機能も活発化。汗をせっせと作って体温を調節するのです。ところが暑くなってきても一日中低い温度の室内から一歩も出ず暑さにさらされないでいると身体はまだ夏がきていないと勘違い。汗腺の機能は低下したままとなり汗を十分作り出せなかったり塩分の濃い汗になってしまうのです。さらに全く運動をしないと筋肉を動かさないため体内での熱の産生も少なくなります。これも暑熱順化が進まない要因の一つです。

 

2、疲労回復物質FR

FRとは誰でも身体が疲れてきたと感じると全身のあらゆる細胞から分泌され疲労の元凶を取り去ってくれるたんぱく質です。疲労回復物質FRの働きの強さに影響するのが自律神経のバランス。詳しいメカニズムは分かっていませんが身体を休める副交感神経が優位な生活習慣を続けるとFRの働きが強くなると言われています。反対に常に攻撃的な交感神経が優位な生活を続けるとFRの働きが弱まり疲労から回復しにくい状態になってしまうと考えられています。

 

またFRの働きを弱めるものがイビキ。睡眠は副交感神経が優位に働くため自律神経のバランスも整った状態になります。しかしイビキをかくとFRの働きが弱まってしまいます。イビキをかいている時はのどの奥が狭くなっているため呼吸で取り込める酸素の量が減ってしまいます。すると脳からの指令で交感神経を優位にして心拍数を上げ、血中の酸素を低下させないようにします。この時、副交感神経の働きが弱まるためFRの働きも弱くなってしまうと考えられています。イビキの大きな原因は加齢やアルコールなどによる舌の根元の筋肉の衰えや緩みです。そんな舌の筋肉を鍛えることでイビキを減らすことができます。

 

イビキ改善3つの舌体操

1、舌を10秒間思いっきり前に出す
2、舌を上あごに吸い付くように当て10秒間口を閉じる
3、口を真一文字に閉じ10秒間手であごを強めに押す


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