世界一長生きできる島 イタリア・サルデーニャ島|地球イチバン

NHK総合テレビの「地球イチバン」で世界一長生きできる島イタリア・サルデーニャ島について放送されました。イタリア半島の西に浮かぶサルデーニャ島は、地中海の宝石と呼ばれる美しい海と砂浜が広がるリゾート地です。この島を世界的に有名にしたのが2年前の新聞記事。島に住むメリス9兄弟が世界一長寿の兄弟としてギネス記録に認定されたのです。当時の年齢は下は78歳から上は105歳まで。

 

9兄弟のうち106歳の長女を始め6人がペルダスデフォグ村に暮らしていると言います。ミネストローネは世界一の兄弟が子供の頃から食べ続けている長寿フードです。メリス家のミネストローネは食べるスープ。潰したパスタに野菜のうまみが染み込みます。味付けは羊のチーズ(ペコリーノチーズ)です。塩は使わずチーズに含まれる塩分だけで味をととのえコクを引き出します。106歳の長女コンソラータさんが生まれたのは1907年。食料品店を営む両親のもと11人兄弟の長女として育ちました。忙しい親に代わって兄弟の世話をし働きづめの日々を送ってきたと言います。19歳で羊飼いの夫と結婚。彼女は畑仕事をしながら13人の子供たちを育てあげました。

 

サルデーニャ島ではメリス兄弟だけが特別長生きというわけではありません。実はサルデーニャ島に住む100歳以上の割合は4000人に1人。これは世界平均の2.5倍にもなります。どうしてサルデーニャ島は世界有数の長寿の島なのでしょうか?オリアストラ遺伝子研究所ではサルデーニャ島ののべ1万4000人以上の遺伝子を調査し長寿の関係にせまろうとしています。マリオ・ピラスト所長によると、調査したある地域では加齢性の目の病気といった高齢者特有の疾患が全く発症していなかったそう。研究の結果、この村の先祖もそうした病気を発症させる遺伝子を持っていませんでした。しかし、遺伝子だけが長寿を決める要因ではないとピラストさんは指摘します。長生きするためには健康的な環境に囲まれていることが重要です。それには家族や親戚、そして村人などの支えがあること、つまり愛情で生きていけるコミュニティこそ一番大切なものなのです。