東野純直は今…|爆報!THEフライデー

90年代、槇原敬之やKAN、小沢健二など男性シンガーソングライターが全盛期を迎えた頃、彗星のごとく現れたのが東野純直(あずまのすみただ)さん。「ビートたけしのTVタックル」のテーマソングとなった「君は僕の勇気」が30万枚の大ヒット。甘いルックスと爽やかな歌声で一躍人気者となりました。

しかし、その後ヒット曲に恵まれず一発屋のレッテルをはられ、いつしか表舞台から姿を消しました。

住み込みラーメン店勤務に

現在46歳となった東野純直さんは、支那ソバ玉龍で店主として働いています。独身の東野純直さんは、店の2階にある部屋に寝泊まり。一体なぜ歌手からラーメン屋さんに転身したのでしょうか?そこには、人気歌手のプライドがズタズタにされた悲劇がありました。

なぜラーメン店主に?

21歳で「君は僕の勇気」を大ヒットさせ一躍時の人となった東野純直さん。この時手にした印税は8000万円。しかし、これが彼の人生を狂わせました。

21の時に数千万円なんて入っちゃうと気が狂っちゃってね。おいみんな飲み行くぞーパーッとね。また入ってくるでしょって思っちゃうんですよね。

(東野純直さん)

しかし、その後はヒットを飛ばせず生活は次第に苦しくなっていきました。

僕は逃げたんでしょう。もうこれ以上は醜態をさらすワケにはいかないって思っちゃったんですよね。

(東野純直さん)

東野純直さんは36歳でミュージシャン以外の道を探すことにしました。音楽以外の世界を知らない東野純直さんは、行くあてもなく途方にくれていました。そんな時、偶然目に入ったのが東野純直さんがよく通っていたラーメン店。突然「ラーメン屋にでもなろうかな」と思ったと言います。

この時、東野純直さんが訪れたのが老舗有名店の「かづ屋」でした。店主の數家豊さんはラーメン界の権威。しかし、社会経験が全くなかった東野純直さんは、履歴書の存在すら知らず手ぶらで店を訪れました。

(第一印象は)ダメだなと思いました。ちゃんとした履歴書もなかったし、ちょっと考えられない。

(店主 數家豊さん)

しかし、人手不足のため雇ってもらえることになりました。

プライドズタボロ 8年間の修行時代

36歳でアルバイトとして入店した東野純直さん。20歳前後のスタッフが大先輩でした。

なんで10歳も15歳も下の人間にコキつかわれなきゃいけないんだよって。これが社会なんだって痛感しましたね。

(東野純直さん)

店があるのは以前所属していた事務所の近くで、かつての仕事仲間が頻繁に訪れました。そして、東野純直さんのあまりの変わりぶりを鼻で笑われたと言います。それでもプライドをかなぐり捨て、「かづ屋」で修業すること8年。ついに、2年前44歳にして自分のお店をオープンさせました。

しかし、東野純直さんのお店がある昭島市にはラーメン店が50店舗以上ある激戦区。それでも東野純直さんには一発逆転の秘策がありました。

秘策で一発逆転!年商1500万円

音楽制作とラーメン製作ってすごく似ていて麺は歌詞だと思います。スープは音楽、厨房がステージみたいなね。

(東野純直さん)

1日100杯近くのラーメンが売れ、2017年の年商は1500万円にもなると言います。

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あの人は今…大転身SP

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