SNEP 女性の孤独・ひきこもり|あさイチ

NHK総合テレビの「あさイチ」で女性の孤独・ひきこもりについて放送されました。
1、20~59歳である
2、結婚していない
3、仕事をしていない
4、2日以上ひとりでいるor家族としか話していない
この4つの条件全てに当てはまる人はSNEP(スネップ)かもしれません。SNEP(Solitary Non-Employed persons)とは孤立無業者のことで、引きこもりや高齢化したニートを指す新しい定義です。職がなく社会から孤立してしまっている人は162万人。この10年で約2倍に増えています。SNEPには介護、離婚、失恋、職場燃え尽き、Uターン、転職などをきっかけになってしまうこともあると言います。

 

介護をきっかけに仕事も彼氏も…

SNEP歴2年の青木里美さん(36歳)は社会一年目の時、鹿児島で暮らす祖父が病気で倒れ両親と一緒に介護を手伝うことになりました。退社したものの当時は仕事はすぐに見つかると思っていたと言います。地元に戻った里美さんは祖父の介護を両親としながら就職活動を始めました。地元の企業ならすぐに就職が決まると思っていました。しかし半年間、就職が決まらず介護のストレスもあり食べまくるように。その結果50kgだった体重は2年間で80kgに。太った自分を見られたくないと大学を卒業後、遠距離恋愛していた彼氏とも会わなくなってしまいました。

 

介護をきっかけに孤立7年

SNEP歴7年のAさん(36歳)は父親を3年間の介護のすえ看取りました。専門学校を卒業後、派遣社員としてカード会社などで働いていたAさんは29歳の時に父親が病気で倒れました。Aさんは未婚で一人っ子、母親は正社員としてフルタイムで働いていたため父親の介護はAさんが担当することになりました。父親は3年間の介護のすえ自宅で亡くなりました。父の死後、再就職しようとしたAさんを待っていたのは金銭問題。父の生前は母親の収入に加え、父親の年金があったため22万円あった一家の収入が、父の死後は遺族年金に変わったため18万円に。現在、母親と2人暮らしのAさんは、家賃や食費を除くと自由になるお金はほとんど残りません。面接のためのスーツ、履歴書に貼るための証明写真代や交通費にも困っていると言います。さらにAさんは重いアレルギー性の皮膚炎を患っているため飲食店などのアルバイトは難しいと言います。父親の死後、仕事に就けないまま4年が経過。親戚の集まりなどに言っても「将来どうするの?」と聞かれるのが嫌で足も遠のくように。

 

離婚のトラウマから立ち直れず

35歳で夫と離婚したBさんは娘を連れて実家に帰りました。しかし、世間体を気にする両親はBさんが実家に帰ってくることを快く思っていなかったと言います。生活は夫から支払われる養育費と児童扶養手当でまかなっていますが、娘の進学など出費がかさむ時は両親から援助してもらっています。実家に帰ったBさんを苦しめたのは近所の好奇な目でした。離婚を噂されているのではないかという不安から近所付き合いやかつての同級生と連絡を取ることも出来なくなっていきました。新しい人間関係を作ることに自信を失ったBさんは、履歴書を書くことすら出来なくなってしまったと言います。